犬〇家の一族の足って誰の足? ページ43
「アーッ!!!?」
何故か全裸の近藤さんが、モザイクかかるブツを振り乱しながら派手にぶっ飛んで襖に突き刺さった。
その恰好は見事にどこぞの犬神家だ。
「そぉちゃ〜ん…」
「あ?お、おいAッ!?」
いつの間に俺の背後に来てたのか、Aがいきなり背中に覆い被さってきた。
近藤さんぶっ飛ばしたの、もしかしてこいつか。
妙に間延びした言葉とやたら鼻につく酒の匂い。
…こいつ、いったいどんだけ酒飲みやがったんだ。
「おい、重いから降りやがれ」
「何さァ〜、人にはさ〜んざん乗っかって空飛んでたくせにィ〜…わらしはそぉちゃんの背中乗っちゃいけらいわけェ〜?」
「ぐえッ…!?」
離れるどころかより強くしがみついて来やがったAの腕の所為で首が軽く絞まった。
確かにAはそこまで酒に強いわけじゃねーけど、こんなぐでんぐでんになるまで飲むのも珍しい。
呂律回ってねーし。
「おいA…お前そろそろやめとけ、あんま酒強くねーんだから」
「や〜らァ〜!!もっとお酒飲むゥ〜!!」
「ちょ、人の首絞めたまま暴れんな!!余計な真似すんじゃねー土方ァ!!」
「助けようとしてやったんだろーがァ!!」
土方がAを宥めようとするも、一切聞く耳持たず。
逆に腕に余計力が込められて意識飛びかけた。
「だァアアア!!わかった、部屋飲み付き合ってやっから手ェ離しやがれA!愛しの彼氏サマ絞め落とす気かてめェ!!」
「えへへェ〜、やったァ!」
酔ったフリをするのって案外難しい→←カッコいいセリフは言う前に身なりを整えろ
97人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
影咲 遥(プロフ) - めいさん» 無理せず頑張った結果1日空いてしまいました(寝落ち)仕事でなかなか更新できない時もありますが、必ず完結しますのでこれからも読んでやってくださいませ! (2019年5月24日 0時) (レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - めっちゃハラハラします!!無理せず更新頑張ってください!! (2019年5月21日 20時) (レス) id: 74d4a343bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:影咲 遥 | 作成日時:2019年4月25日 20時