【銀魂】俺の隣のゆる医者さん【沖田総悟】

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「ん?どーした」

「僕、総悟くんの、嫁候補、だったの?」


あぁ、そのことか。
そーいや説明してなかったな、考えたのついさっきだから説明するような時間も無かったし。


「てめェにゃ俺の気持ちとっくに暴露してんだろーが。向こうに居たままなら諦めただろーが、こっちに一緒について来たんならそんな必要もねェ。てめェにその気が無くたって、じっくり時間かけて俺に惚れさせてやっから覚悟しやがれ」


今までは一緒に住んでるだけの、形だけの"家族"だった。
だがそーなりゃ俺らはホントの意味での"家族"になれる。


そんで少しでも、親を救えなかった悲しみを癒してやれたらいいと思う。
それが俺を助けてくれたAにしてやれる俺なりの恩返しだ。


「…ん。覚悟、しとく」


軽く頷いたAの表情に見えんのは、僅かな戸惑いの色。
照れ顔の一つでも見せてくれりゃ良かったが、そう上手くはいかねーか。


ま、長期戦は覚悟の上だ。
例えどんだけ時間かかろうが、必ずモノにしてやらァ。


「お、おい総悟…おまッ、今嫁候補って…」

「だから後でちゃんと話すっつってんでしょう。早ェとここいつを安全なとこに連れて行きてーんで、屯所戻るまで待ってくだせェ」

「そ、そうだな…!うん、総悟の言う通り女の子をこんなところに居させるのはいかんだろう。話は屯所に戻ってからゆっくりしようじゃないか!トシも、それで良いだろう?」


流石は近藤さん。
どっかのニコチンマヨと違って話がわかる。
残党が居ねェとも限らねーし、早いとこ屯所に連れ帰りてェ。


「…お、おぅ。仕方ねーな…引き上げんぞお前ら!」

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