【銀魂】俺の隣のゆる医者さん【沖田総悟】

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「総悟、お前今までいったい何処に…!!」

「詳しい話はこいつら全員片付けてからちゃんとしまさァ。邪魔者が居たんじゃゆっくり話もできやしねェ。…A、下がってろ」

「りょーかい」


俺の分の荷物をキャリーの上に乗せて引っ張りながら、俺の目が届いてかつ邪魔になんねー絶妙な場所に引っ込むA。
一緒に修羅場くぐったからか、俺が攻めも護りもしやすい場所を理解してんだろう。


一々口出す必要ねーから楽で良い。
俺らの突然の登場に驚いたのか呆然としてる連中に刀を向ける。


「今まで何処に居て何してやがったのか、屯所に帰ったら洗いざらい白状してもらうからな」

「だから話すっつってんでしょう、口より先に手ェ動かせよ土方コノヤロー」

「その言葉そっくりそのまま返してやるよ」

「ちょ、二人とも喧嘩なら後にしてくださいよ!!まだ敵残ってるんですからァアア!!」

「「あ、居たのかザキ」」

「気付いてなかったんですか隊長!?つーか副長は一緒に来たでしょうが!!何だって忘れられてんですか!!」

「「地味だから」」

「何でこんな時ばっか息ピッタリなんですかアンタらァアアアア!!!」


浪士連中をぶった斬りながらアホなやり取りを繰り広げ、帰ってきたんだってことを実感する。
向こうに居たままだったら一生できなかっただろうこのやり取りに、どこか安心してる自分が居た。
一度は本気でこの世界を捨てようとまで考えておきながら虫のいい話だが、帰ってきて良かったと思う。


不意を突かれた浪士共なんざ俺ら真選組の敵じゃねェ。
多少の怪我人は出たものの、粛清はすんなりと終わりを迎えた。

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