【銀魂】俺の隣のゆる医者さん【沖田総悟】

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もうすぐ別れが訪れるって時に判明した衝撃の事実。
あんまりな状況に呆然としてた俺の心境を知ってか知らずか、Aは再び口を開いた。


「だって…僕も、一緒に、行くから」

「……は?」


…………え。
今、こいつ何つった?


「総悟くん、帰りたくない、理由、僕。なら、僕が、一緒に行けば、万事解決。総悟くん、心置きなく、向こう、帰れる。これで、めでたし」


…いやいやいやいや待て待て待て。
何か問題でもあんのか、と言わんばかりの顔してしれっと何言ってやがんだこいつ。


今の今まで完全にお別れムードだっただろうが。
なのにいきなり俺と一緒に来る?


何だそれ、いったい何がどうなってそうなった?
全くもって理解が追いつかねェ。


「…え、マジで俺と一緒に来んの?」

「うん。そのつもりで、準備、してきた」

「荷物どーすんでィ。わざわざ取りに戻んのか」

「そこの、瓦礫の、下。隠しといた」

「てめェがいきなり消えたら黒さん達心配すんじゃねーのか?」

「問題、なし。黒さんに、話、通してる」

「…人がいきなり消えたら大問題になるんじゃねーの?」

「元々、戸籍ないし。居ない筈の存在、本当に、消えるだけ」

「……乗って来たあの車どうすんでィ。こんなとこに車置き去りなんざ違和感ありすぎんだろィ。調べられたりしたら色々面倒なことに…」

「車、黒羽組に、回収、依頼済み」

「あの家は…」

「黒さんに、権利、譲渡。鍵も、車の中」

「……抜かりなさすぎだろィ」

「ドヤァ」


あんまりにも現実味が無さ過ぎて、形だけで全く中身のねェ会話が飛び交う。
いつもの口だけで表情の変わらねェドヤ顔にツッコむ気も、今は起きなかった。

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