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その夜、お風呂から上がってリビングに向かえば、テレビを見ていた神谷に呼ばれた。
｢なに？…………！！｣
腕を引かれて神谷に倒れ込んだかと思えば、重ねられた唇。抑えられる後頭部。
何度も角度を変えて、啄むようなキス。神谷の手が服の下に滑り込んで、背中をなぞった。
｢ん、……っ………｣
そのうち舌の侵入を許し、強引に絡められて、吸われる。
少し乱暴なそれに体が強ばるのが分かった。
次第に深くなっていく。反射的に逃げようとするものの、それを許さないとばかりに神谷の拘束がきつくなった。
もう息が苦しくて回した腕で背中を叩けば、ゆっくりと解放される。
｢……ベッド行くぞ｣
耳に吹き込まれるように囁かれた言葉。
最近疲れてそうだもんな、とか、私の原稿が終わるまで我慢してくれたのかな、とか、あのロールケーキもご機嫌を取ったつもりだったんじゃないか、とか、そんなことを考えて、考えなければ良かったと思った。
胸に少し滲んだ寂しさを誤魔化すように、私は一つ息を吐き、黙って頷いた。
続く (更新停止中)
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美桜(プロフ) - 続きがとても楽しみです！^^* (2023年1月26日 11時) (
レス) @page16 id: 3c71fa7893 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 12話に誤字がありました。「操作資料」ではなく、「捜査資料」です。 (2019年9月22日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：依香 | 作成日時：2019年9月15日 3時
