リヴァイside ページ4
ここにも…あそこにも…
壁が壊され、巨人が入ってきた
市民全員を守りきれるか分からない状態だ
リ「チッ、倒してもキリがねぇ」
なぜこうなった
兵士も市民も皆混乱に陥っている
こんな最悪な事態になるとは誰も想像していなかったんだろう
貴方「お母さん…お母さんを返せーーーー！！」
ふと、憎しみに溢れた声が聞こえた
声のする方に目を向けると、巨人に立ち向かって小さな力で攻撃している女がいた
度胸は認めるが、とても危ない行動だ
案の定、巨人は女を掴み食おうとした
俺は咄嗟にその女を抱き抱えた
リ「バカか。死にてぇのか」
そう言うと女は焦っていた
空を飛んでることに焦りを感じてるようだ
巨人に立ち向かえる度胸はあるのに、高いところは苦手なのか
とんだ死に急ぎ野郎なのにな
リ「少しは黙れないのか。騒がしい」
俺がそう言うと女は大人しくなった
本当に…
危なっかしい行動をとりやがって…
俺が来なければコイツはすぐに殺られていただろう
でもなぜ、あんな死にに行くような行動をとったんだろうか
女が礼を言ってきた後、俺は疑問に思ったことを聞いた
大切な家族の1人……か
俺も大切な仲間を沢山失ってきた身だ
亡くす悲しさは痛いほど分かっている
憎しみも悔しさも全部
だとしても自分の命を犠牲にしてほしくはない
リ「次、気をつけろ」
俺はそれだけ言って女を安全な地へ降ろす
だが、女の表情は曇っていた
何か言いたげで、でも何も言わない
分からねぇ女だな
リ「言いたいことがあるなら言え」
そう言うとそいつは、俺の所へ連れて行って欲しいと言った
家族がいない、住む家もない
心細いんだろう
俺は無言で女を抱え、立体機動装置で空を飛んだ
自分で頼んだにも関わらず、女はびっくりした表情をしていた
なんだ、自分で言ったことも忘れたのか？
まあいい
リ「ガスが足りん。話は後だ」
ガスがなくなってはそれこそ大変だ
俺は、調査兵団本部へ急いだ
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みゆこ - リヴァイかっこいい≧◇≦ (2022年8月13日 15時) (
レス) @page5 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
半地 - 良いですね！！めっちゃ好きです！見習いますm(__)m続き楽しみにしてます❢ (2022年8月8日 16時) (レス) @page5 id: 451b7a35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっぴぃ | 作成日時：2021年9月18日 16時
