懐かしい記憶 ページ16
「「おい…おい!!目を覚ませ。」」
誰かに揺さぶられる感覚と声で意識を取り戻した。
目を開けるとそこには
私を横に抱き、心配そうに顔を覗き込んでるリヴァイさんの姿だった。
え、まって。
狼ってバレてるんじゃ…
急いで自分の体を見るともう人間の姿に戻っていた。
リ「…いきなり走って逃げやがって。おまけにこの怪我はなんだ。また何をされたんだ。」
ホッとしている私をよそに、リヴァイさんはとても心配してくれていた。
あ「いや、ちょっとつまづいてコケちゃって…?」
しまった。
コケたで済まされる怪我じゃない。
血は出てるし、深くはないけど銃弾が当たった跡がある。
リ「コケただけで出来る怪我ではないだろう」
リヴァイさんは静かに口を開いた。
そりゃそうですよね←
でもなんて言えば…
リ「言いたくないなら言わなくていい。とりあえず部屋に帰るぞ」
言い難いこと察してくれたんだ。
リヴァイさんはそう言って私をお姫様抱っこする。
あぁなんだろう。
初めて出会った時も、リヴァイさんは私を必死に探して助けてくれて…
お姫様抱っこして調査兵団本部へ連れて行ってくれたっけ…
やっぱりリヴァイさんに抱っこされるのって安心する。
あ「前もしてくれましたよね…ほんとリヴァイさんってあったかい。落ち着きます…」
リ「そういう事は一々口に出さなくていい」
リヴァイさんは少し照れくさそうにしていた。
自室へ戻ると、リヴァイさんは私をベッドに下ろした。
リ「今日は疲れただろう。もう寝ろ。俺はソファーで寝る」
兵長さんをソファーで寝かせるのは失礼だ。
ここはさすがに…
あ「いや私がソファーで寝ます」
リ「怪我人をソファーで寝かせるわけねぇだろ」
えぇ…
これじゃリヴァイさんがソファーで寝ることになっちゃう…
あ「なら、一緒にベッドで寝ません?」
リ「…」
私の発言に沈黙が流れた。
んあああああ!!
なんて事を言ったんだ私はぁぁ。
絶対リヴァイさんが嫌なの分かってるのに。
もう20秒前くらいに戻って自分を全力で殴ってやりたい。
私が1人でアタフタしている中、よくやくリヴァイさんが口を開いた。
リ「…悪くねぇ」
あ「え?」
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もっぴぃ(プロフ) - ナメクジさん» ありがとうございます!!これから更新していくので是非目を通して下さると嬉しいです!! (2020年5月24日 11時) (レス) id: bbc48ed272 (このIDを非表示/違反報告)
ナメクジ - もう、サイコーです。これからも頑張ってください。 (2020年5月23日 23時) (レス) id: e495d80177 (このIDを非表示/違反報告)
もっぴぃ(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» ありがとうございます!!是非続きも見てってくださいね!! (2020年5月21日 18時) (レス) id: bbc48ed272 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - もっぴぃさん» とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年5月21日 16時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
もっぴぃ(プロフ) - れんさん» ありがとうございますうう!!お陰で続きの話も頑張って作れそうです!! (2020年5月20日 21時) (レス) id: bbc48ed272 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっぴぃ | 作成日時:2020年5月20日 18時