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近づく距離感 ページ13

私は白いワンピースを身にまとってリヴァイさんの所へ行った。


なんて言われるんだろう。

変じゃないかな。


なんて思ってるとリヴァイさんがこちらを向いた。

私を見た瞬間目を少し見開いて

リ「A…?」

私の名前を口にした。


あ「そうです…けど?」


そう言うとリヴァイさんは私の近くに来た。

そして私の頬を撫でる。

リヴァイさんの温かい手が頬に伝わり、なんだか恥ずかしくなってきた。



リ「とても似合っている。Aは白がピッタリだな」

リヴァイさんは少し頬を緩め、優しい表情でそう言った。


この時の私の顔はきっと真っ赤でしたよね、リヴァイさん。


私は少し照れくさくて下を向いたまま

あ「ありがとうございます」

と言った。




そしてリヴァイさんは店員を呼んだ。

リ「代金だ。試着したまま帰らせてもらう」

店「はい。お買い上げありがとうございます」


リヴァイさんはお金を払った後私の肩をポンと叩いた。



リ「おい、行くぞ」

あ「あ、ちょ…待ってくださいよ!」


リヴァイさんの歩くスピードって意外と早い。

歩幅なんてほとんど変わらないのに。


頑張ってついて行こうと足を早めに動かした時…


ズキッ


足の怪我した部分が痛んだ。

あ…これじゃ追いつけない。

リヴァイさん待って……。


そう心の中で思った時

リ「早く乗れ」

リヴァイさんは振り返り、背中を向けてしゃがんでくれた。


あ「え…いや…」


リ「足が痛むんだろ。そんな状態で歩かせるほど俺は酷いやつではない」


リヴァイさんはそう言って私の両腕を掴んで自分の肩にのせる。


あ「あ…ありがとうございます!」


私はそのままリヴァイさんの背中にくっついた。



そしてリヴァイさんは私の両足を持ってゆっくり立ち上がり、歩き出す。


私はそのたくましい背中に体を預けた。



リヴァイさんの髪の毛が風に揺れて少しくすぐったい。



あ「リヴァイさんって優しい方なんですね」




リヴァイさんの耳元でそっと呟いてみた。








リ「さぁどうなんだろうな」




真っ直ぐ前を向いたままそう答えたリヴァイさんの耳が少しだけ赤くなったように見えた。

忘れていたこと→←白いワンピース



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もっぴぃ(プロフ) - ナメクジさん» ありがとうございます!!これから更新していくので是非目を通して下さると嬉しいです!! (2020年5月24日 11時) (レス) id: bbc48ed272 (このIDを非表示/違反報告)
ナメクジ - もう、サイコーです。これからも頑張ってください。 (2020年5月23日 23時) (レス) id: e495d80177 (このIDを非表示/違反報告)
もっぴぃ(プロフ) - 抹茶タピオカ2号さん» ありがとうございます!!是非続きも見てってくださいね!! (2020年5月21日 18時) (レス) id: bbc48ed272 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - もっぴぃさん» とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年5月21日 16時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
もっぴぃ(プロフ) - れんさん» ありがとうございますうう!!お陰で続きの話も頑張って作れそうです!! (2020年5月20日 21時) (レス) id: bbc48ed272 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もっぴぃ | 作成日時:2020年5月20日 18時

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