第四百零九訓【バラガキ編】 ページ30
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翌朝。
いつも通りに朝を迎えた。
ただいつも通りではないのは、
鉄「失礼します!副長ォォォ!
お茶を汲んできました!!」
隣の部屋から聞こえる大きな声。
昨日の夜。廊下で会った鉄は何か一皮抜けた様に別人になっていた。
鉄「肩をお揉みしましょうか!?」
土方「いらねェ。」
鉄「タバコ買ってきましょうか!?」
土方「いらねェ。」
鉄「部屋を掃除しましょうか!?」
土方「いらねェっつってんだろ。」
鉄「マヨネーズお持ちしました!」
土方「ありがとう。もういいからあっち行って。」
鉄「あれ、副長もしかしてたってんじゃね、」
土方「もういいっつってんだろォォォ!!」
ガッシャーンと大きな音が聞こえる。こっそり襖を開けると庭に鉄が。投げられたのか。
土方「これじゃあ仕事が少しも進まねェ。
もういい。外出てコイツを郵送してこい。しばらく戻ってくんなよ。」
鉄「副長、これって。」
土方「俺より強くなるって?やれるもんならやってみろよ。」
そう言ってトシは襖を閉めた。
頑張って隙間から何の手紙が見る。土方為五郎?確かあれはトシのお兄さんの名前。
鉄「はい、必ずやり遂げてみせます。」
そう言って鉄は手紙を大切そうに持って走っていった。
みずは「いい話。いい話。」
土方「で?お前は何やってんだ?」
みずは「うがっ!」
私が感傷に浸ってある間にトシにバレていたのか、顔を挟ませていた襖を思いっきり開けられた。顎を強打した。
土方「聞いてたのか。」
みずは「まぁね。」
それと、と言い私は立ち上がり服についた埃を払う。
みずは「トシが伝えた事は
鉄にもう届いたんじゃないかな。」
もう大丈夫。そう言って私は食堂の方へ歩いて行く。そういえば朝ご飯食べてないや。
鉄は昼になっても帰ってこなかった。
日が沈んだ頃に連絡が入り私たちは町の廃ビル街へと赴いた。
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ナウシカ♪(プロフ) - ひめ☆そらさん» 本当ですよ、、、。二年後のみんなの姿が気になる、、、! (2018年2月5日 23時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 私もジャンプ見ました!急に二年とかびっくりしました笑万事屋も気になるけど他のみんなも気になります… (2018年2月5日 22時) (レス) id: ca8d33885b (このIDを非表示/違反報告)
さっくぅ(プロフ) - 今週のジャンプ見ましたよ〜!新八かっこよかったっすね!来週が楽しみです…! (2018年2月5日 22時) (レス) id: 964aa4279e (このIDを非表示/違反報告)
ナウシカ♪(プロフ) - ひめ☆そらさん» ありがとうございます!ここら辺はかなり悩んだ場面でしたのでよかったです!これからも夢主ちゃんは暴れ続けますので是非是非期待していて下さいね! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 元攘夷志士ってバレたときの感じめっちゃ好きです!ひとりで笑っちゃいましたよ笑これからのみずはちゃんに期待します! (2018年2月3日 22時) (レス) id: ca8d33885b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナウシカ♪ | 作成日時:2018年1月1日 14時