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黒尾先生とさよなら ページ37
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そしてクロちゃんとは特に引越しの会話をすることもなくついにその日がやってきた
クラスの皆が寄せ書きしてくれたボードを貰って
皆からお別れの言葉を貰って
柄にもなく泣いてしまった
「A！ついたら電話してね！！」
「俺らのこと忘れんなよ！」
忘れるわけないじゃん、と笑いながら言おうとしたけど失敗した
あぁ、離れたくないなぁ
「.......クロちゃん」
やっぱり最後に思い浮かぶのはクロちゃんの顔で
でもやっぱりクロちゃんにとって私なんかは何百といる生徒の中での1人でしかなくて
そんなこと今更分かってたはずなのに
「江波さん」
名前を呼ばれて振り返ると
優しく少し寂しそうな笑顔で菅原先生が居た
「菅原先生、今までありがとうございました」
「こちらこそ
向こうに行っても元気でね」
友達ともクラスの皆とも先生とも、クロちゃんと
卒業まで一緒にいたかった
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黒豆粉 - この小説、好きです！！更新楽しみに待ってます！！応援してます！頑張ってください！！ (2019年9月27日 16時) (
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作者名：ノア | 作成日時：2019年9月23日 13時
