黒尾先生とまた明日 ページ36
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「うわーんA〜!!」
「ていうか何でもっと早く言ってくんなかったんだよ!馬鹿Aー!」
引越しの荷造りはもう終わり
学校に通える日数も片手で数える程度
友達に言わなかったのは悪いと思うけど、言ったらもっと離れるのが寂しくなりそうで
「絶対会いに行くからね!」
「いやいや福岡だよ?」
でもそんな一言が嬉しかったりする
" そっか " で終わらせた誰かさんと違って
「クロちゃーん、って何その顔」
「昨日徹夜したんだよ」
「ちょっと鏡見てきた方がいいよ、ヤバいから」
こんな風に此処でクロちゃんのと話せるのも後数日
でも引っ越す話題には触れずに
私達はいつも通り話していた
この時間がずっと続けば良いのになぁ
「ねぇ、クロちゃん」
好きだよ、
「また明日」
「気をつけて帰れよ」
なんか今はもう言えない
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黒豆粉 - この小説、好きです!!更新楽しみに待ってます!!応援してます!頑張ってください!! (2019年9月27日 16時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノア | 作成日時:2019年9月23日 13時