24.さよなら ページ25
小「Aんち相変わらず広いよなー。」
私の部屋でのんびりくつろいでる小太郎。
「そんな事ないよ。お茶持ってくるね。」
部屋を出ようとしたけど、
小「行くなよ。」
腕を掴まれた。こんな小太郎みたことない。
本気の顔をしていた。
小「いーよ、赤司のこと好きなの俺知ってるし。
でも、Aの味方になりたいからさ？
赤司がいない時くらい俺を頼ってよ？ね？」
辛い時に側にいてくれる？そんなの小太郎もだ。
わからなくなってきた。好きってなんなんだろう。
小太郎の上に馬乗りになって思いっきり胸ぐらを叩いて思いっきり泣いた。
小「Aが辛い分、俺も辛くなるから。」
きっと辛いのは私じゃない。小太郎なんだ。
小「俺ずっと好きだったんだよ？赤司のこと好きなの知ってるから…何も言えないけどさ…」
小太郎にキスした。
そうだ、私はこうゆう人間だったんだ。
「付き合う？私と。」
小太郎は驚きを隠しきれない表情をしてた。
小「A、赤司の事はさ、忘れて？」
そのまま、私は小太郎に抱きしめられた。
赤司くん。
あなたは今誰を思ってる？
赤司くんは一瞬でも私のこと可愛いって思ってくれたことある？
好きだったな。
今まで欲しいものはなんでも手に入ってきた。
だけど…初めて手に入らないものを見つけた。
本気で恋をしたのに、嫌われてしまった。
もう恋なんてしないでいよう。
男なんてだるいよ。
「私が好きになるなんて天と地がひっくり返ってもないよ。」
小「Aらしいね。」
おやすみ小太郎。
ばいばい赤司くん。
さよなら私の初恋。
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作者名：らる | 作成日時：2017年11月10日 0時
