転生に転生を重ねて文ストの世界に着いたら太宰さんが嫌っている犬になってた ２！

35ー中原中也の帽子紛失事件ー ページ8

最後、日野雪枝ちゃん
　真新しそうな綺麗なアパート
　ドアを叩敲すると

雪枝「Aちゃん!いらっしゃい〜♪」

　とてもご機嫌に出迎えてくれる

　ちょこっとクマのポイントが入ったお皿に
　水を入れておいてくれる

　かわいいお皿を汚すのは…
　と思い私は飲まないことにする

　こちらも荷物は少なく、必要最低なのは雪枝ちゃんらしいな〜と思う

　雪枝ちゃんと話したのは大体ポートマフィアの事だ

　太宰さんが…中也さんが…エリス嬢が…
　などなどとても楽しそうに聞いてくれるので此方も話し甲斐がある

『それで首領が…』

太宰「そろそろ時間だ早めに切り上げるように」

　あまりに熱中していたのか太宰さんに急かされた
　慌てて話を気付かれないよう切り上げ
　最後に

『双黒の２人のことは好き?』

　雪枝ちゃんは片づけていた手をぴたりと止めて
　うーんと唸ってから

雪枝「上司としてならとっても大好き」

　…そうか?
　
　




　多少のハテナを抱えながら車に戻る

中也「お疲れさん！」

　わっしゃわっしゃとなでてくれる手はとても心地良い

太宰「…じゃあ茶番も終わったところでそろそろ犯人に会いに行こうか」

　楽しげに云う声の本は助手席
　さっきまで後ろで一緒に乗っかっていたため太宰さんの顔も見られたのに…

　…少し残念だった

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