ep2. ページ2
You side
ギョンスくんとの出逢いは私がまだ小学校6年生の頃。
私達の出逢いはちょっと変わってて…というか複雑で…
私の家の近所にheavenと言う名の大きな施設があって、其処は親の居ない子供や、虐待、育児放棄、あと犯罪に手を染めてしまった子供達が沢山居る所で
ギョンスくんはそこでずっと暮らしていた。
“人間のクズ”
その施設に住む人々を世間はそう呼んで、冷たく見離していた。
私の家は、普通より少し裕福な家で 小学校はお嬢様お坊ちゃまが大勢集まる学校に通っていた。
学校の帰り道、私はheavenの前をよく通って帰る。
お母さんにはあそこに近づくなと言われていたけれど、私はあの建物がとっても好きであの中はどうなってるのか…どんな人がいるのか…気になって気になって仕方がなかった。
heavenの周りには大きくて少し古びたフェンスが囲むように建っていて、そのフェンス越しにわたしは中の様子を少し観察しようとしていた。
「………ふふ
また来たの？」
『っぎゃっ……だ、だれ…！』
突然話しかけられ、びっくりした私は大きな声を出してしまった。
「し。しずかに。
大きな声出したら見つかっちゃうよ。」
初めて見たheavenの人、其れは笑った顔がとても可愛らしい…端正な顔をした、私と同い年ぐらいの男の子だった。
『…ご、ごめんなさい。』
「謝らなくていいよ、
それより、君こないだも来てたよね？
なんで来てるの？お父さんやお母さんに怒られないの？」
『ご、ごめんなさい…もう、帰ります…。
もう二度…と、のぞいたりしないので
秘密にして下さい…。』
泣きそうな声で私がそう言うと慌てて彼が
「違う違う…、ごめんね。
怒ってるわけじゃないよ、もともとそんなに表情豊かじゃなくて…。』
フェンスの隙間から彼の腕が伸びてきて、私の頭を優しく撫でられる。
あまりの心地良さに自然と顔も心も緩む。
『本当はね…君のこと、此処でずっと待ってたんだ。』
「私を…？、どうしてですか、」
そう聞くと、彼は
「君とお話ししてみたいなぁって思って。
僕の名前はド・ギョンス。
よかったら、友達になってくれませんか…？
可愛いお嬢さん。」
そう言って、彼は優しく私に微笑んだ。
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やむちゃん(プロフ) - なおさん ありがとうございます♪これからチャニョルも沢山出てくるので楽しみにしてくださいね♪ (2017年3月1日 2時) (
レス) id: 138394579e (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - チャニョルとの狂愛を希望します !! この小説は凄く興味深くて更新が楽しみです !! 頑張って下さい 、ファイティン ｯｯ !!! (2017年3月1日 1時) (レス) id: dd794a5542 (このIDを非表示/違反報告)
やむちゃん(プロフ) - ななんさん コメントありがとうございます(*^^*)そうですか！参考にさせて頂きます。これからも宜しくお願い致します♪ (2017年3月1日 0時) (レス) id: 138394579e (このIDを非表示/違反報告)
ななん(プロフ) - 自身がギョンスペンなのでまだ早いですが是非ギョンスとくっつけて頂けたら嬉しいです＾＾ 更新ファイトです！ (2017年2月28日 23時) (レス) id: e8604de6f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やむちゃん | 作成日時：2017年2月27日 18時
