藍色。【黒バス】

藍色。28 ページ32

私達はあれから少し話して教室に戻ろうとした



「...む、そろそろ予令が鳴る。教室へ帰るぞ」



私は軽くうなずき、真太郎がドアを開けた




「なっ...何故貴様らが居るのだよ!!!」



真太郎は怒りながら言った



私は無言でそこにいる人達を見つめる



まるで、見下すように



「やっぱり、私とAはいっしょにいちゃいけないのかな?」



泣きながら問いかけてくるさつき



『知らないよ。私がそんな事』



「なんで?!なんでそんなに私を嫌うの?!」



やめて



「私がなにかした?!何かしたなら言ってよわかんないじゃん!!」



やめてよ、



「理由くらい教えてくれたっていいじゃない!!」



もう、やめて



「私は教えてくれなきゃわかんない!!なのに『自分で考えろ』なんて、ふざけないで!!」



やめて、やめてよ



「自分で考えられるなら、とっくに考えてる!でもわかんないから聞いたんじゃない!!それくらいわかってよ!!もう、Aなんて大ッ嫌い!!!!」



やめてよっ私は...!!



「おい桃井!!いい加減にしろ!!それ以上言うなら俺が許さないのだよ!!」



「なんで?!ミドリンにら関係ないじゃない!!これは私とAの問題なの!!放っておいて!!」



「無理だから言っているのだよ!!ふざけるのも大概にしろ!!」



「ふざけてるのはそっちじゃない!!私は悪くない!!全部Aが私を避けるから悪いの!!」



「桃井さん言い過ぎです!!!」



「やめろさつき!Aの前で...!!」



全部、私が悪いの?



私が早月を避けなければよかったの?



もう、何がホントかわかんないよ



でも



もう、"交代"だ



《ふふっ、わかったわ。但し、よっぽどなことが無い限り私はあなたと入れ替わることはない。》



(わかってるよ。あとは、おねがい)



《ええ、任せて?》



私は入れ替わると同時に、意識がそこに沈んだ




(あとは、任せよう。私は待ってればいいんだから...)




そして、一度だけ意識が途絶えた

裏藍色。29→←水色。27

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