藍色。【黒バス】

水色。27 ページ31

僕は、少し風に当たりたくて、外に一番近い屋上へ行った



屋上へ向かう途中、青峰くんと桃井さんに偶然あった



桃井さんは泣いていて、青峰くんはそれを宥めるかのように背中をさすっていた



「どうしたんですか?桃井さんも青峰くんも...」



「...なんでもねぇよ。それよかテツこそどこに行くんだ?」



「屋上です。ちょっと風に当たりたくて。青峰くん達も来ますか?」



「...あぁ、さつきはどうする?」



「わ、私も、...行くよ」



「じゃ、行こうぜ」



「はい」




この時、青峰くん達を誘わなきゃ、良かったんですね



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僕は屋上の扉に手をかけたとき、思わず手を止めた



「テツくん?どうしたの?」



「しっ。少し静かに。何か、聞こえませんか?」



「ぇ?あ、うん。..........あ、この声...っ」



突然真っ青になった桃井さんは、少し震えている



「この声って、Aじゃねぇか...?」



この、誰かが泣くような声を青峰くんはAではないかと言った



「でも...もうひとりいません?」



「あん?......っ!!緑間じゃねーか...!」



言われてみれば、そんな感じがしてきた



「Aの泣いたところなんて知らないよ...やっぱり私じゃダメなんだ...ッ」



なんで震えているかと思えば、桃井さんは泣いていた



緑間くんが何か言っているようですが、生憎僕には聞こえませんでした

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