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赤色。21【過去編】 ページ25

あれから時は立ち、小学5年生になって夏休みが来たところだった




そこで、また君にあったんだ



この前あった時とは裏腹に、絶望した目をして、無表情になっていた




あの頃は、泣いていながらもまだ暖かさが残っていた




(あの子は、たしか......)




すれ違いざま、君は呟いたね




周りは工事していて、聞こえづらかったが、オレには確かに聞こえた




___もう、右眼見えないや___




そう呟いた彼女の声は、震えていて、今にも泣きそうだった




(なっ、右眼が見えない...?!なんで...ッ)




オレは後悔した




あの時、無理矢理にでも俺の家に連れて行けばよかったかもしれない




そうしたら、君は...ッ




(何が、『似てる』だ。オレよりはるかに辛い思いをしてるじゃないか。クソッ...!!)




これまで悔しい思いをしたのは初めてかもしれない




ただ、君を守れなかった事に無性に腹が立った




そして中学、また君にあったんだ



___
_____
_____________
____




オレは目を閉じながら今にも泣きそうなのを堪えて全て話した




「.........なんだよ、Aが右眼見えねぇって......じゃあ、アイツは小5からずっと右眼が見えないまま生活してたってことかよ...ッ!!!」




「うそ、でしょ......Aが...」




「...つまり、赤司と初めて会った時からAは既に桃井と比べられていた、という事か」




「っ、確か、Aが私と青峰君を避け始めたのは小学5年生の時くらいだよね...?」



「...ッなんだよそれ!!Aが右眼見えなくなった時と同じじゃねぇか!!!」



「青峰君、おちついて...」




黒子が言い聞かせるも、青峰は聞かない




「じゃ、じゃあ、Aが私達を避け始めたのと、右眼を失くしたの、何か関係があるってことだよね......」




「...そうなりますね」




黒子は静かに言った



======

過去編、そんな長くならなかった...


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(プロフ) - 鏡音リントさん» マジですか!!私でよければ...!!! (2015年8月16日 23時) (レス) id: a11408a019 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音リント(プロフ) - 面白いっす!よければお友達希望っす(。-_-。) (2015年7月31日 12時) (レス) id: 8c4b26c005 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 恋のシグナルりんりんりんさん» アーッ、返信遅くなってすみません!!有り難うございます!無理しない程度に頑張ります!!   (2015年7月23日 17時) (レス) id: a11408a019 (このIDを非表示/違反報告)
恋のシグナルりんりんりん - 面白いです!無理しない程度で、頑張ってください!応援してます!! (2015年7月21日 18時) (レス) id: ebe5430d55 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 未歩さん» 面白いなんて!ありがとうございます!!応援有り難うございます! (2015年7月21日 17時) (レス) id: a11408a019 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りっちゃん | 作成日時:2015年7月7日 0時

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