55話 ページ15
しかし、ただの死神の鎌では吾人を造り上げる事は出来ませんでした。
そこで父上は死神の鎌をさらに強化する事にしたのです。
そして、年月が経ちやっと吾人を造り上げる事に成功したのです。
誰にでも愛されるように、男でも女でもない体。
唯一受け継いだ瞳の色。
これは、正面から見た時だけ黄緑色になるようにしたみたいです。
父上は何も知らない吾人に必要最低限の言葉を教えました。
あの、よく分からない言葉です。
父親になった癖に、面倒臭い事が大嫌いだった父上は適当な言葉だけを教えました。
そして、完成したのがあの時の吾人です。
きっと名前を付けるのも面倒だったのでしょうね。
父上は、吾人を我が子としか呼んでくれませんでした。
54人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小夜華(プロフ) - ドゥラメンテさん» わかりました!出た瞬間すぐに見ますね! (2017年7月19日 18時) (レス) id: f9d32b1386 (このIDを非表示/違反報告)
ドゥラメンテ(プロフ) - 小夜華さん» そう言っていただけると凄く嬉しいです!また、何か違うのも出したいと思っているのでその時はどうぞ宜しくお願いします! (2017年7月18日 23時) (レス) id: aceb2ba6a1 (このIDを非表示/違反報告)
小夜華(プロフ) - 素敵な話を作ってくださりありがとうございます!感動しました! (2017年7月17日 19時) (レス) id: 938cc38ee8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ドゥラメンテ | 作成日時:2017年7月3日 18時