【おそ松さん】7人目は可愛い妹

親友は味方 ページ3

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ｶﾗｯと静かに教室の扉を開けて中に入っていく


教室に入る瞬間の皆の目が自分に集中する感じがとてつもなく怖い


殆どの人は何の感情もなしに見ているんだろうけど、1人は絶対にいる『今日も来たのかよ』っていう感情のこもった目が怖い


「Aおはよう！……お兄さん達の事大丈夫？無理してない？」


席に着くなり、駆け寄ってきてくれたのは栞ちゃん
私の初めての友達であり、初めての親友
とても頼りにしている


「栞ちゃんおはよう！お兄ちゃんとは、相変わらずかな……？」


ヘヘｯと笑ってみせる


「ぅぁあ、A、無理はしないでね？嫌なことがあったらすぐに家に来ていいから！」

「うん。ありがとう栞ちゃん」


栞ちゃんの言葉にはいつも救われる


「分からない」

「どうしたの？」


急に難しい顔をする栞ちゃん
私、何かしたかな？


「Aはこんなに可愛いのに相手にしないとは」

「私可愛くないよ。相手にしてくれないのも嫌われてるからだし……」


あぁ、嫌われているって考えるだけで悲しくなる
目頭が熱くなって、涙が溢れる


「……A」


栞ちゃんの困った声が聞こえる

私はいつからこんなに弱くなったんだろ

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