アネモネ【２】

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「安藤さん！今ちょっと時間ある？」



『はいっ』









「ごめんね安藤さんこれもお願いできるかな？」






ここ最近、メンバーの仕事が
かなり増えて私たちも忙しい生活が続いてる。









それに かなり仕事にも慣れたし
いろんな事を任せられるようになった。









藤ヶ谷さんにあの話をされてから
そればっか気にしてしまう自分がいて。









…やっぱり今日も北山さん最後だ。









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「北山さん撮影の後
打ち合わせもあって予定だと2時終わりです」



「了解っす」








楽屋に戻るとマネージャーと北山さんの会話。








毎日こんな生活続けてるの…？









さすがにハードすぎて心配になる。









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あんだけハードな生活をしてれば
体に良くないし体調が悪くなるのも当たり前。









『北山さん、あと１時間くらいなんで
そろそろ準備お願いします』



「わり、急いで準備するから
ギリギリまで寝てていい？」



『わかりました、また呼びに来ます』









最近すごい疲れた顔してるし
たまに見せるしんどそうな表情が
私の心をなぜか締め付ける。









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