今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:25,948 hit
小|中|大
過去の淡い想い.2 ページ24
「おや?」
1人歩いていると段ボールに入れられた赤子を見つけた。
箱には手紙が入っており、中身を確認する。
“桜木Aです。
女の子です。
美人になる予定なので宜しければ貰ってください“
なんとも適当な手紙に松陽は苦笑いを浮かべた。
「君も1人なのかい?」
松陽が話しかけながら赤子を抱き抱えると、その赤子は目をゆっくり開いた。
真っ赤な瞳。
この子は自分と同じく迫害を受けた子だと理解した。
大方、母親などが守るために道端へと捨てたのだろう。
「私と一緒に生きますか?」
『あう....』
まるで返事をしたかのように松陽の頬に両手を伸ばす赤子。
それに松陽は微笑んだ。
母性と言うものは知らぬが興味が湧いた。
松陽はそのまま抱え、夜道を2人で歩いた。
満月が足元を照らしていく。
_____500年目の生。
呪われた生の中で抗うことが出来た理由は君ですよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
84人がお気に入り
84人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...
作成日時:2020年8月2日 21時