3話 ページ4
よく分からないまま赤塚区を歩き回った。
あの家に帰りたくなくって、どこかわからない場所を延々と歩き続けた。
途中でトト子ちゃんにも会った。
｢うっわ...カラ松くん？その怪我...大丈夫なの！？家で安静にしておかないとダメじゃ無い！｣
酷く心配してくれているようで、怪我していない方の手を引っ張られた。
｢トッ、トト子ちゃん！？どこへ行くんだ！？｣
このまま家には帰りたくない、そう思って必死に手を引くけどビクともしない。
｢何処って...その様子じゃあ家に帰りたくないんでしょ？だったらトト子の家に1泊だけしていいわよ｣
普段なら有難い話だが家に連絡も入れずに外泊するのはなんだか...あ、違う。
別に、俺なんか心配するはず...ない...か
｢ありがとう、トト子ちゃん。だけど悪いからいいよ。ホテルにでも泊まるから｣
だけどやっぱり悪い。なんて言ったってあのトト子ちゃんの家だ。悪すぎる。
｢...ホントは持ってないんでしょ。｣
｢持ってる持ってる。治療した時にデカパンから少しだけ貰ったんだ。ちょっと実験したからって｣
咄嗟に嘘をつく。演劇部時代に鍛えたから早々見破れないだろう。
｢あっ...そ。別になんかあったらいつでも来ていいわよ。その代わり私に手ェ出したら殺すからね？｣
｢は、はい...｣
トト子ちゃんは優しい。幼なじみだからといって何かと世話を焼いてくれる。
けど、今はもう、いい。
なんか、疲れた。
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蒼月(プロフ) - すごく、感動しました。涙が止まらなくて、今も画面がぼやけて見えます(苦笑) (2019年4月17日 10時) (
レス) id: 6b9701c00d (このIDを非表示/違反報告)
詠歌 - 凄く面白かったです！感動しました！ (2018年4月26日 19時) (レス) id: ea7b49fa55 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 夏目さん» 何でしょうねぇ...ほんとにもうケータイの調子が悪いというか...久しぶりです。アカウント消しました(´･∀･`) (2017年9月5日 15時) (レス) id: 0ca8db016f (このIDを非表示/違反報告)
夏目 - いきなり(ﾆﾔﾘ)はないだろ！！っておもったよね？！っていうかこうして迎えてくれたのがすげぇ嬉しい！女神に見える！ これから月影ﾉ 黒というニックネームになりまっす！ (2017年6月27日 21時) (レス) id: bfbb289b00 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 華葉さん» “〇|￣|＿ありがとうございます！！ (2017年6月14日 22時) (レス) id: e327df3680 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花月 | 作成日時：2017年1月4日 23時
