貴方の幸せは私が葬る

第二幕 〜ラプンツェル〜 ページ28

No side


キラキラと、絹の様に輝く長い髪。

窓から射し込む光に照らされると、
まるで生きているかの様に見える。

その髪の持ち主の少女は、塔に独り、
外の世界を夢見ていた。


魔女の自己愛故に、城から連れ出された可哀想な少女。

美しい魔女のその心は、枯れた老婆であった。

美を追い求め、そして、一人の少女の自由を奪った、それはそれは醜い老婆だった。

塔にとじこめられて、
もう何年もの時が経っていた。




ラプンツェル、ラプンツェル。
お前の髪を垂らしておくれ。

ラプンツェル、ラプンツェル。
お前の髪を垂らしておくれ。

ラプンツェル、ラプンツェル。
お前の髪を垂らしておくれ。



ある日登ってきたのは、
白馬に乗った王子そのものであった。

例え本当の王子で無くても。
例えそれが悪人でも。


楽しもう。美しい世界を。



少女は外の世界へ飛び出した。


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・ゴーテル(恐らく死 亡)

………………行方不明中


怪我人(治療済) 性別：男
・恐らく背中を刺殺(未遂)

………………失明


備考
・長い髪の毛(塔の出入りに使用)
↑魔法付きの可能性あり

・魔女の動機(要考慮)



その他

髪の毛で出入り(⇒ほぼ有り得ない)
……………塔を上るには『ハシゴ』でしょ。

ひょうきん白馬
ちょい悪盗賊ヒーロー
……………居なかった可能性あり
『原作一切出てきません』



ラプンツェルについて
・王族(民家の生まれである可能性あり)
・長い髪の毛を持つ





要注意パターンNo.2
『物語の大幅な改ざん』



観察結果
不幸中の最上級の幸せ度
★★★☆☆☆


よって、この物語の再審査とこの者の処刑を要求する。



死神協会御伽の国幸せの調停者ヒロイン課

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