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地面に跪き、尊敬の意を示すふりをする。
王子「君の妹か?」
私は怖がってる様にして頷く。
いや待って全然怖くない。
シンデレラは丸腰だが、王子は腰に短刀を身に付けている。
しかし、それに手をかける気配が全くない。
それどころか、殺気も殆ど伝わってこない。
王子雑魚だな(確信)
王子「君の妹から聞いている。君は僕達よりも美しいらしいね。そんなに美しいなら、顔を見せてくれないか。」
シンデレラ「そ、そうです! さっきの、結構傷つきました……!」
え、まってこれ見せたら絶対に「ブスじゃねーか!!」って殺される感じが私にはみえる。
『か、顔ですか……』
王子「何だ、見せられない程酷いのか?ハッ!」
王子「なら、君の妹は随分な嘘つきだね! ハハハ!」
別に笑いたいなら笑えばいいさ。
これは任務なんだ。
任務の為なら、どうってこと……
ミク「違うもん!」
バサッと音がして、視界が明るくなった。
……布が、無くなっている。
王子「……っ!」
シンデレラ「!」
何だよ、そんな驚く程ブスなのか。
『っはぁ、では、失礼しますっ!』
ミク「うあっ!」
ミクを引っ掴んで走る。
グミには頑張ってついてきてもらおう。
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『とんだ野郎だったですな……』
オロバス「何を混乱しているんだ……」
まさか嘘だとしても、嫉妬であんなになるとはなぁ……。
こりゃ驚きだねぇ……。
しかし……
『ミク……君の演技の素晴らしさは女優さん並だよ……ただね……何故私が顔を見せねばらならかったんだい……?』
ミク「はぁ? あっちはジャックを侮辱したねんけどそんなん言われたら言い返すしかないやろ」
……ミクさん怖い。怒らせたらダメだな。
グミ「ジャック様! 王子が治めているここら一帯の街の様子も見てみましょう!」
『嗚呼、そうですね』
オロバス「ジャック……口調には気を付けて……」
グミ「ナンパされたら急所蹴って逃げて下さい!」
……蹴っていいのか。
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あずきいろ
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シグレ(プロフ) - すごい面白いと思います!文章力とゆうか語彙力がすごいです!違和感なく読めました (2022年8月22日 21時) (レス) id: 860ccc7a5a (このIDを非表示/違反報告)
箱白(プロフ) - かわよ...大好き......... (2022年4月23日 19時) (レス) @page41 id: 812304a9b7 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの乳酸菌飲料 - 本日初めて読ませていただきました!物語の構成がとても綺麗で面白かったです……! (2020年11月8日 22時) (レス) id: 3c06ff6ad4 (このIDを非表示/違反報告)
夜干(プロフ) - Jackさん» ありがとうございます(*´ω`)頑張ります! (2020年11月5日 19時) (レス) id: 68f9ca822b (このIDを非表示/違反報告)
Jack - 面白いですね…自分は好きです。 頑張ってくださいね,更新を期待してますので(ニコ) (2020年1月28日 20時) (レス) id: ce46b76302 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜干 | 作成日時:2018年12月24日 23時