32枚目〜アヤトside〜 ページ43
ア「はアッ!?神屋を逃がす方法??てかなんでいるんだよ…」
里「ごめんなさい!!私、心配で…」
貴「まぁまぁ、どうか助けてやって下さい。」
ア「分かってるよ!Aは待ってろ」
貴「はいはい」
神屋を逃がすために俺は部屋を出た。
今日はみんな任務でいないから、神屋にAの服を着せて外に出た。
里「あの、アヤトさん…」
ア「どうした?もうすぐ着くぞ」
里「好きです!私はじめて見た時からあなたの事…」
神屋は今までで1番俺の顔を見てハッキリと喋ったのだ。俺の事が好きだと…
ア「神屋、俺はお前の好意は受け取れない…」
里「やっぱりAちゃんには勝てないなぁ…でも一つだけ勝てるところがあります」
神屋の目が赫眼に変わり肩から赫子が生えてきた。その赫子は甲赫でとても力強く俺は圧倒された。
里「私ならアヤトさんと愛し合えるんですよ。Aちゃんと違ってねぇ」
ア「それでも俺は、Aが好きなんだ。人間であろうともその気持ちは変わんねぇよ」
俺はそのまま基地に帰ろうと歩き出した瞬間に手を引かれた。そうして神屋は人差し指を俺の唇に当ててこう言った。
里「じゃあAちゃんを殺せば好きになってくれるんすか?」
ア「今なんて言った…」
里「私がAちゃんを消せば、私を愛してくれます?」
ア「Aは殺させない。俺が守るから」
里「次に会う時には…」
神屋はなにか言いたげだったが、そのまま帰って言った。神屋も喰種だったなんてな…
Aには言えないな…
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作者名:ヨミ | 作成日時:2016年8月7日 4時