｢勇気｣ 谷崎潤一郎※ ページ27
｢あ、あの！｣
私の家の前まで来た時に、今までモジモジしていた谷崎君がやっと口を開いた。
｢き、今日は、一日ありがとう！君とデートなンて、凄く久しぶりだったし…それに、今日はクリスマスだから…その、大切な日を僕にくれてありがとう！｣
｢なに、私から誘ったのよ。気にしないで。私もとても楽しかった！ありがとうね。｣
谷崎君は照れたように頭をかいて｢えへへ｣と笑った。可愛いなぁもう。みんなからはヘタレ呼ばわりされているけど、谷崎君は本当に優しくて強い人だ。ナオミちゃんがあんなに慕うのもよくわかる。
｢じゃあね、谷崎君。また明日、社で会おう。｣
そう言って家に入ろうとした。
が、ぎゅっと後ろから掴まれる感覚。
振り向くと谷崎君が私の服の袖を握っていた。
｢…まだ、離れたくないな。ねぇ、明日の朝まで一緒にいていい？今日の夜は、君とくっ付いていたいな。｣
私と目を合わせながら、はっきりとした口調でそう言った。
なんだ、君はヘタレなんじゃなかったのか。
鼓動が早くなるのを感じた。もう、谷崎君、君は本当に素敵。
(はっはっ、言えた！Aも嫌がってない！あーー緊張した…明日までずっと一緒に居られるの、本当に幸せだなぁ。良かった！)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
クリスマス過ぎちゃいました…ごめんなさい！
これでクリスマスシリーズは終わりです。次回から通常に戻しますね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 325人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マルフォイ - コメント失礼します。私は1か3がいいです。 (2019年5月5日 12時) (
レス) id: 73736f77c5 (このIDを非表示/違反報告)
Sada(プロフ) - コメント失礼します。３がいいです (2019年1月4日 22時) (レス) id: 06dc3a651d (このIDを非表示/違反報告)
Sada(プロフ) - コメント失礼します。３がいいです (2019年1月4日 22時) (レス) id: 06dc3a651d (このIDを非表示/違反報告)
ぜろふぁいぶ(プロフ) - コメント失礼します、��がいいです。 (2019年1月4日 1時) (レス) id: d82a4034c8 (このIDを非表示/違反報告)
琴(プロフ) - コメント失礼します。３がいいです！ (2019年1月3日 16時) (レス) id: d69f0d328b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロマ | 作成日時：2018年12月9日 2時
