検索窓
今日:26 hit、昨日:1 hit、合計:100,944 hit

7話 ページ9

それから京介たちと模擬戦やったり、陽太郎と遊んだり、雷神丸をモフモフしたりしていると、辺りは暗くなり、ハロウィンパーティの準備も出来ていた。


「出来たぞ。ほら、冷めないうちに食え」


「え、レイジさん凄過ぎない?」


私が目の当たりにしたのは、色鮮やかな料理たちと、飾られた部屋。


もう、見た目だけでも、プロレベルである。


「本当に凄いよね。レイジさんが殆どやっちゃったし」


「お前らは、つまみ食いしてただけだろ、栞、迅」


アハハと言いながら笑い合う二人。


私は椅子に座り、陽太郎は私の膝の上にちょこんと座る。


ヤバい、マジで可愛い。


「あ、こら陽太郎。真衣が迷惑でしょう」


「あー、栞大丈夫だよ。可愛いから許す」


「なんじゃ、その理論は」


そんなやり取りを続けている間に、いつの間にか皆席に着いていた。


そして、いよいよハロウィンパーティの始まりである。


私は、レイジさん手作りのパンプキンパイを口いっぱいに頬張る。


ホクホクしていて、甘みと口全体に広がった。


ヤバい、レイジさんヤバい。


その他にも、ミートパイや、スゥイートポテト、ケーキ何かも置いてあって、本当に美味しそうである。


流石、超万能筋肉と思いながら、美味しい料理たちに舌づつみを打った。



******



現在時刻は11時。


既に陽太郎は私の膝の上で眠ってしまっていた。


そう言う私も夢現なのであるが。


「はぁー、楽しかったー。ありがとね、急なのに来てくれて」


栞は、私に笑いながら話しかける。


「いやいや、私も楽しかったよ。こっちもありがとね」


「そう、なら良かった。そうだ?今日は泊まってく?」


栞は私にそう提案した。


有難いが、生憎着替えを持ってきておらず、ごめんとだけ言って、帰る準備を始める。


「お、もう帰るのか。それじゃあ、俺が送っていくよ」


座ってぼんち揚を食べていた迅さんは、立ち上がって、私と共に出ていく準備をし始めた。


いつもなら遠慮しているが、夢現の私に心の声なんてあまり届くはずも無いので、有難く送って貰うことにした。


それから、夜道を迅さんにエスコートしてもらいながら家に帰り、静かな家に入ると、すぐ様部屋に向かい、電気も付けず、布団も被らず、ベッドに倒れ込んだ私であった。

リクエスト募集のお知らせ→←6話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
153人がお気に入り
設定タグ:ワールドトリガー , B級
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:panrou x他1人 | 作成日時:2018年10月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。