30話 (過去) ページ35
いつもの日常だった。
登校しては、彼奴らにいじめられる。
しかし、それらは非日常へと変わってゆく。
私を殴るはずだったリーダー格の腕を掴み、逆に殴り返す。
その反動でふらついている身体を押し倒し、馬乗りになる。
今まで抵抗もしなかった私の行動に、取り巻きも驚いて私にても出してこない。
不思議だ、私にこんな力があったなんて。
その時の私は興奮していた。
「な、何するのよ!あんた、ふざけるんじゃn」
私はその顔に1発拳をくれてやった。
彼女は「ぐへっ」と、だらしない声を上げる。
やれやれ、これが今まで私をいじめていた奴の末路か・・・
さてと、作業を始めようか。
私は耳で囁いた。
「今からお前を壊してやるよ」
わたしは笑いながら、そう言った。
******
そこからの私は本当に暴走していた。
どのようにしてやったかは覚えていない。
ただ、その時私には何かしらの力があったのだ。
彼女の黒歴史、恥ずかしいこと何かを、みんなの前で散々バラした。
彼女は「ごめんなさい」と必死に謝るも、私の耳にそんな声は聞こえてなかった。
そして、精神攻撃で完全に病んでしまった彼女に私はこう言ってやった。
「ここはお前の居場所じゃないの。さっさと、ここから居なくなりなよ」
次の瞬間、彼女は意外な行動に出た。
そして、それが私も狂わせることとなった。
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作者名:panrou x他1人 | 作成日時:2018年10月24日 1時