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『ご馳走様でした♪とても美味しかったです〜また来ますね♪』
店主「いつでも待ってるぜ〜!」
『行きましょう♪』
伊「……」
返事は無かったけど、私が歩き出すとちゃんと着いてきた
どうやら声は聞こえてるみたい
私達が店を出ると、あの人達も追いかけてきた
でも一定の距離から近づく気配はない
後ろに意識を集中させながら歩いていると、袖口を掴まれた
『…?、伊作さん、どうしました?♪』
伊「……(僕、どうしたら…あれはきっと留三郎だ、気配がそうだ…)」
下を向きながら悲しみと苦しみが混じった顔をさらに歪めた
やっぱり伊作さん、貴方を私の元に置いとくのは間違いのようです
貴方を勝手に連れてきたのに、また、勝手なことをします
『伊作さん♪』
手を伊作さんに頬に添えて顔をこちらに向けさせる
伊「………A、さん…?」
『帰るなら今では?』
伊「ッ…!!!」
『戻りたいのでしょう?♪』
伊「…僕は……」
『……まぁ、貴方に決定権はありませんが♪』
伊「え」
遮るようにスタスタと足を進めた
伊作さんも小走りで着いてくる
そしてあの人達も
私が向かってるところは、町から少し出た所
まぁ、入口みたいな所
ここまで来たら、あの人達も声をかけてくるでしょう
伊「あの、屋敷の方向はこっちじゃなくて、あっちですよ?」
『お迎えですよ』
伊「え?」
?「伊作ッ!!!!!」
伊「ッ…留三郎……」
小「私もいるぞ!」
伊「小平太ッ!!良かった、無事だったんだね!」
小「あぁ!!」
仙「無事でよかった」
伊「仙蔵!」
留「無事か伊作ッ!鬼は…!何もされなかったか!?」
仙「貴方は、町一番の四十八願Aさん」
この男、鋭い人間だ
目の奥が光ってる
『おや、私をご存知でしたか、初めまして♪美食家の四十八願Aと申します♪』
小「四十八願A…あぁ!!しんベヱが言ってた奴か!」
留「貴女があの四十八願Aさん…そういえば伊作は四十八願Aさんのファンだったな…」
『そのようですね♪』
仙「伊作、なぜ四十八願さんと?」
伊「それは……」
『以前』
小留仙「「「?」」」
『お会いして仲良くなったんですよ、ね♪』
仙「そうなのか?伊作」
伊「ぇ、う、うん!(Aさん、一体何を…)」
『ニコッ』微笑
伊「ッ……」
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ねこさん - おお!過去編入るか?入らないか…?やっぱおもしれ―イ!! (2021年10月18日 16時) (レス) @page42 id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - Oh... でも「まだ」ってことは、いつかは…!あ〜僕も作り笑い下手ですねwww嘘もつきますねwww人間ですねwww は〜…。てか忍たまのいさっくん以外の6年たち、なんか勘違いしてそう。続きが読みたい!! (2021年10月15日 10時) (レス) @page39 id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
リング(プロフ) - ねこさんさん» コメントありがとうございます!過去編はまだです( ^∀^)ヌフフ (2021年10月14日 12時) (レス) id: 4477b9e623 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - 違った。過去編始動しなかった…。いさっくん、鬼になって…。ところで鬼になった元人間って人間に戻すことできるんですかね?ちょっと気になる。続き気になる!!! (2021年10月14日 10時) (レス) @page37 id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
ねこさん - 過去編始動か??!数百年前の真実が知りたいです!!!続きが見たいなー (2021年10月12日 13時) (レス) @page36 id: ab4164b541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リング | 作成日時:2021年9月26日 18時