六 ページ7
蒼汰side
いつからだろう。
アイツのことをこんなに考え始めたのは。
家が近所ってのもあって小さい頃から一緒に居ることが多かった。
気付いたら好きになってて
でもアイツは俺のことなんか見てなかった。
それを知ったのはこの班に入って間もない頃だ。
アイツに「Aってもしかして...宇井さんが好きなの？」
そしたらアイツは顔を赤らめて『...うん。そうだよ。秘密ね？』って言った。
その時認めたくなかった何かが認めざるおえなくなった。
諦めたくなかった。そして腹が立った。
だって宇井さんはAが...
好きじゃなかったから。
『宇井さんって...Aの事どう思いますか？』
「え？A？えー、...手の掛かる困った部下かな。」
そう宇井さんが言った時俺の中のもう一人の俺が
「こんな奴にAを渡したくない。」って言ったんだ。
でも、どう頑張ったって無理なものは無理で。
Aは宇井さんしか見てなかった。
俺の入る隙なんて1mmもないってわかった。
そう思うと何かが頬を伝った。すると...
『あーぁ。宇井さんなんていなくなっちゃえばいいのに。』
もう一人の俺が言った。
俺は最低な人間だ。好きな人の好きな人を居なくなれだなんて思ってるから。
居なくなったりしたら困るんだ。
Aが―――――――また悲しむから。
Aの両親はAが15歳の時に喰種に殺された。
Aには兄貴がいた。
兄貴はその時20歳でAを養える歳だったからAは兄貴が引き取った。
でも再び悲劇が起こった。
Aが19歳の時だ。
兄が――――――――じさつしたんだ。
その時Aは言った。
「あぁ！私のせいで私のせいで！お兄ちゃんが...あぁぁぁ！ごめんなさいお兄ちゃん。良い子にするからぁ！戻って来てよぉ。...一人は嫌だよ。寂しいよ。」
そんな姿を俺は見つめることしか出来なかった。
あんな大きな悲しい過去を抱えているアイツには幸せになってもらいたい。
でもアイツには渡したくはないんだ。
何も知らないアイツには渡したくはないんだ。
もう、Aの悲しそうな顔を見たくはないんだ...。
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更新遅くてすみません！
それとこれは蒼汰の恋心って感じですね。
はい。意味不ですね。すみません！
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ＰＡＯ☆(プロフ) - セリカさん» 更新が滞っていてすみません！暖かいお言葉嬉しいです！明日か明後日に更新します!!本当にすみません！！ (2016年11月21日 21時) (
レス) id: f00fa7a8bf (このIDを非表示/違反報告)
セリカ - 見捨てませんよ！頑張ってください！応援してますから！ (2016年11月21日 20時) (レス) id: 5e851e8cea (このIDを非表示/違反報告)
ＰＡＯ☆(プロフ) - 無気力組ラブさん» ( ﾉД`)ｱｧｧすみません！待たせてしまって！今日か明日には絶対更新します!! (2016年5月24日 7時) (レス) id: f00fa7a8bf (このIDを非表示/違反報告)
無気力組ラブ - 更新まだですか？ (2016年5月24日 7時) (レス) id: a14ad19cfc (このIDを非表示/違反報告)
ＰＡＯ☆(プロフ) - 無気力組ラブさん» ありがとうございます!! (2016年4月17日 21時) (レス) id: f00fa7a8bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ＰＡＯ☆ | 作成日時：2016年2月8日 19時
