怖くて冷たい上司を好きになった【東京喰種 宇井郡】

四 ページ5

貴『お、おわった...。』

時刻は10時半。もうオフィスには私以外誰も居なかった。

貴『あぁぁあー。疲れたー。でもこれで明日は宇井さんに褒めてもらえるはず！何度も誤字が無いか確認したし。よし。帰りますかぁ。』

私は眠い目を擦りながら帰り支度を始めた。

貴『ふぅ。』

パチン。私はオフィスの電気を消して部屋を出た。

そこには...居るはずのない人がいた。

貴『え...。』

？「やっと終わったの？」

貴『な、なんで宇井さんが...。』

宇「部下を一人おいて帰れるわけ無いでしょう？」

貴『あ、す、すみません！かなり待ちましたよね？』

宇「別に。早く帰るよ。」

貴『は、はい。あの今日言ってた資料なんですけど宇井さんのデスクに置いておきました。』

宇「...分かった。それにしてもよくこんな時間まで仕事出来たね？」

貴『私、信じられないくらい仕事できないじゃないですか。だから少しでも皆に追いつけるようにって思いまして...。それに家に帰っても...一人なので。』

宇「...そう。」

貴『...あ、の。いつもすみません。その...迷惑ばっかりかけて...。』

宇「分かってるならもっと頑張りなよ。」

貴『あ、えっと、すみません...。』

宇「でも、こんな時間まで頑張ったのは凄いと思うよ。頑張ったんだね。」

宇井さんはそう言うと微笑んだ。

貴『っ!あ、ありがとうございます。』



あー、やっぱり私は...




宇井さんが好きだなぁ。


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少し短い気が...www

五→←三

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