俺様ちゃん？ ページ22
今日は入学式。
入学式で手荷物は軽い筈が私の肩にはりっちゃんという大荷物
それを1km肩を支えて歩いたんだから頑張った方かなと我ながら自負している
が、りっちゃんは歩いてる途中にもとうとうしっかりと目を覚ますことは無かった
『りっちゃん、りっちゃん。学校ついたよ』
凛月「ふわぁ…ふ…Aお疲れ様ぁ…あ、クラス一緒だぁ……♪」
そう、私はめでたくも(？)りっちゃんと同じクラスである
これで寝てても安心と言うとまたりっちゃんは眠りにつく
りっちゃん本当に寝るの好きだなぁ
なんだか作中の真緒くんの気持ちがわかった気がする。
けどりっちゃん。私は目覚まし時計じゃないよ。
ふと窓の外に目をやる
この中学の桜は本当に綺麗で登校中もずっとその美しさに惹かれていた
『新入生入場まで時間はあるだろうし少し桜を見てきてもいいよね…』
凛月「なぁに、Aは俺を置いていくのー？やだやだー」
『りっちゃんは寝るか起きるかどっちかにしようね？』
りっちゃんを一応説得し外へ出ると
満開になった桜は既に散り始めていた
風が少しだけ強い今日は花と花がぶつかり合い、風で花弁がさらわれ、桜の花吹雪となっていた
その桜色の中にりっちゃんの黒髪が見える
あれ、いつの間に私より先に外へ出たんだろう
『りっちゃん……？』
「？りっちゃん…？凛月の事か？」
そう言って振り返ったのはりっちゃんと同じ艶やかな夜の闇ような黒髪に真紅の瞳、
髪を片方かきあげおじいちゃんというよりは男の人という印象が強い
りっちゃんの兄
朔間零
零「俺様ちゃんは朔間零。凛月のお兄ちゃんだな」
『そうでしたか！はじめましてですね。私は天祥院Aりっちゃんとは小さな頃から仲良くさせていただいてま……え？』
零「…なるほどな。」
零さんがずいと顔を近づけまじまじと私の顔を見る
とぽん、と私の頭に大きい手のひらをのせ、
そして怪しい笑みを浮かべたままくるりと踵を返し校舎へ向かって行った
零「凛月のお気に入りも納得か。俺様ちゃんの弟をよろしくたのむぜ。ま、またすぐにどうせ俺達も会うだろ」
ひらひらと手を振りながら去る彼は何とも言えぬ不思議な印象を残し消えて言った
……不思議なお人
凛月「ちょっとAどこいってたの。時間ギリギリだよ…全く、立場逆転だねぇ…世話がやけて困っちゃう♪」
『そうだ入学式！』
入場に遅れそうになったのは秘密
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なんてこったパンナコッタ(プロフ) - とっても面白くて大好きです！！更新よろしくお願いします！！ (7月17日 21時) (
レス) @page42 id: 505aaafbd1 (このIDを非表示/違反報告)
涼花(プロフ) - あの、本当に大好きです。救済して下さるなんて本当に最高すぎます…!!救済にエンカウント(？)が個人的に大好きなので、この作品に出会えて嬉しいです。続き楽しみに待っています。 (2021年4月1日 0時) (レス) id: 9dcc6e947e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました。新章楽しみに待っています！ (2020年6月22日 19時) (レス) id: 06551de58a (このIDを非表示/違反報告)
なな - とても面白いお話ですね！ 更新待ってますd(≧ω≦*) (2020年5月11日 22時) (レス) id: 123c4fa31c (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き！九喇嘛朱雀♪ - 面白いです！茨くん好きなので嬉しかったです！ありがとうございます！更新頑張ってください！応援しております！ (2020年4月19日 17時) (レス) id: cca3220680 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すぴねる | 作成日時：2020年3月25日 21時
