突然死んだらあんスタ世界で赤ちゃんから人生やり直しらしい。

金槌の代償 ページ12

『うん……？』

英智「ねえさん……！よかった……」

茨「ねえさん！体調はいかがですか！」

私は確かイルカの触れ合い体験でイルカに水の中に引き込まれて……


……でもここは水のなかじゃない

『私は大丈夫なんだけど、誰がたすけてくれたの？』


茨「この水族館を経営している方のご子息であります！」


英智「多分もう少しで来るんじゃないかな」

噂をすれば影がさすと誰が言っただろうか
突然部屋のドアが開きまたもや鮮やかな水の色の髪が見えた


その水色は
あおうみ水族館の経営者の息子という時点で深海奏汰くんだということはわかるであろう


奏汰「もうだいじょうぶですか〜？」

『はい、おかげさまで。それよりも助けて頂いたようで……本当にごめんなさい……』


奏汰「いるかさんはいっしょにぷかぷかしたくて、はしゃぎすぎちゃったみたいですね〜？」

あなたはなにもわるくないですよと優しい海みたいな穏やかさで深海くんは笑った



奏汰「ただぼくはおよぐのはだめになってしまいましたから、こんどからはおぼれないようにしてくださいね♪」

奏汰「こんどは、あなたをたすけられませんので…」


あれ、もしかして


これが作中で語られなかった深海くんが金槌になった理由……


『じゃあ今度から深海くんが溺れそうになった時は私が助けるね？』

そういえばまたもや彼は優しい笑顔でふふふと笑った









奏汰「あれ、そういえばぼくはなまえをいいましたか…？」

『あ、え、えと…海みたいだなぁって！あだ名で思いついたのが深海くんだったの！そう！』

ついボロが出たけどかなり苦しいいい訳だったと思う


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