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2話 後編 ページ5

「ダーメ、Aは俺のもの」







レオの小悪魔な表情は4人の女の子をときめかせた





「レオくんがそう言うなら仕方ないね」
「私達もちょっと強引すぎたごめんねAちゃん」
「帰ろうかー」




ファンの女の子は拍子抜けにも帰ってくれた
実は良い子だったのだろう。




.





ファンは消えたというのにレオに抱き寄せられたままだ




『あのーそろそろ離してくれませんか』




近い、心臓に悪いから早く離れたいのに


先程の笑顔は何処へやら


その顔は無表情で妹の私でも何を考えいるか分からない





「Aが俺を守らなきゃとか勘違いすんなよ」


『?』


「Aを守るのは騎士である俺の役目なんだから」









『あ…ありがとう』




「あと俺はAの事、嫌いじゃないから」



フフ

なら私も




『私もレオの事悪く思ってない…から』




今の私が言える精一杯の言葉だった


レオは深いため息の後に



「全く男だけじゃなく女までも…危なっかしい妹だ」




あれ?もしかして




『私にファン取られそうになって嫉妬したの?』




レオは間抜けな表情になった




『えっ!何その表情当たってんの?』




胸板に顔を押し付けられ
いっそ強く抱き締められる





『ちょっ!恥ずかしいって』





「ちがう…やっぱり!Aは馬鹿だな〜」




レオに頭を撫でられる





『またッ!馬鹿って言った!』




ようやく体が離れたと思ったが今度は手を握られた




「遅刻だー走るぞ」




私の体力も考えてず手を引っ張り全力疾走するレオ






「…きだ」



誰かが無意識に零した言葉

心臓の音がうるさくて

2人には聞こえていない

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ハヤネ(プロフ) - noppiさん» コメントありがとうございます。続きを待ってくださる読者がおられて大変嬉しく思います。ですが 更新が遅くて大変申し訳ないです。完結までは絶対に書ききりますので気長にお待ち頂ければ幸いです。 (2022年5月23日 23時) (レス) id: 109e4bf301 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも楽しみにしてます!! (2022年5月20日 15時) (レス) @page8 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハヤネ | 作成日時:2022年5月5日 23時

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