6話 前編 ページ25
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懐かしい夢から目を覚まし時刻は深夜の3時
昨夜、勇気を出してレオの部屋を訪れたのに奴は爆睡していつの間にか私も寝てしまった
そして口の中に何か違和感を感じる...なんというか、ねっとり?
すると
「起きたかA!」
『おはよう…レオ...なぜ馬乗りになってるのかな?』
先程見た夢と似た状況、なんだか嫌な予感がする
「じゃあ、Aも起きた事だし!本題に入ろうか!!」
『うん!取り敢えず退いて欲しいな!』
レオが満面の笑みを浮かべている
身の危険を感じたので取り敢えず体を捩らせるが
上から乗られている為、身動きが取れない
「俺はAを愛してると思うか?」
『え?』
「ハイかイイエで答えろ、俺はAを愛してると思うか?」
高圧的な態度で顎を掴まれ無理矢理目線を合わせられ
ドキリと胸が締め付けられる
『…はい』
精一杯の返事だった
「俺、今Aにキスしたいって思ってる、普通の兄妹なら絶対にしないよな?」
『はい...』
「Aへの好きが特別だって伝わったか?」
『.....はい』
この返答にレオは驚いた表情になる
レオの気持には薄々気づいていたが、「愛してるッ!!」を簡単に言ってしまうため、本気との区別がつきにくい...
「Aは俺の事好きだと思うんだ、ずっと一緒だったんだ、何となく分かる」
『?!何を?!根拠にッ!?!』
何で?!レオにまでバレている?!
たとえ私たちが血の繋がらない兄妹だとしても、兄妹として育ってきたんだ言えるわけがない
『レオの事、兄として大切に思ってるよ、だから兄妹のままで一緒にいたい...』
遠回しに断る返事
私は変化を恐れている
「俺は...そばにいるだけじゃ嫌なんだ。」
それでも、あきらめないレオの言葉
彼は変化を求めている
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ハヤネ(プロフ) - noppiさん» コメントありがとうございます。続きを待ってくださる読者がおられて大変嬉しく思います。ですが 更新が遅くて大変申し訳ないです。完結までは絶対に書ききりますので気長にお待ち頂ければ幸いです。 (2022年5月23日 23時) (レス) id: 109e4bf301 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも楽しみにしてます!! (2022年5月20日 15時) (レス) @page8 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハヤネ | 作成日時:2022年5月5日 23時