5話 過去編9 ページ21
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いよいよ明日、帰国する事になったが
その前に友人のトマスから音楽室に呼び出された
トマスは留学先で出来た男友達、ヤンチャなグループに所属してるが彼自身は心優しい
『どしたの?トマス』
何故か緊張しているトマス
「おう!Aって好きな人いるか?」
『え?!どしたの突然』
「いいから答えてくれ」
不安に満ちた表情のトマス
だから真剣に答えようと思い
『うん!いるよ大好きな人、怪我人を突き放そうとする大馬鹿者だけど...私を大切に思ってくれる人!』
これを恋と呼ぶべきかはまだ不明だが、君を考えずにはいられない
多分私はレオが一番好きだ
そう思い話していると口角が緩んでいた
「オーケーA、そんな幸せそうな顔で言われたら、俺は何も言えねぇ」
『え?!そんな顔してたの?』
「おうよ!留学中のAは心ここに在らずって笑顔だった。俺はお前が好きで見ていたから、その気持ちお見通しだっけどな!じゃあなA!日本に帰っても...元気でな...」
そう言うと、トマスは歯を食いしばって何か言いたげな表情になりながら音楽室を出て行ってしまった。
・・・?
もしかして....告白された?
えッ...えッ!えーーー
告白されたのなんてレオを戯れを除けば初めてだった
よし!心を落ち着かせる為にピアノを弾こう!
取り敢えずイスに座ってみるが
去り際のトマスの表情がどうしても気になった、そのせいか鍵盤に指を置いても力が入らない
【てめぇのせいで負けた、さっさと月永レオを紹介しろよ】
階段から突き落とされた時の辛い記憶が過ぎってしまう。
そう言えばバタバタして聞けずじまいだったが、突き落とされた私を誰が受け止めたのだろう...
そう考え込んでいると
突然、誰かに髪を掴まれて、乱暴にイスから引きずり落とされる
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ハヤネ(プロフ) - noppiさん» コメントありがとうございます。続きを待ってくださる読者がおられて大変嬉しく思います。ですが 更新が遅くて大変申し訳ないです。完結までは絶対に書ききりますので気長にお待ち頂ければ幸いです。 (2022年5月23日 23時) (レス) id: 109e4bf301 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも楽しみにしてます!! (2022年5月20日 15時) (レス) @page8 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハヤネ | 作成日時:2022年5月5日 23時