思ったことを書いていく

ヤンデレ ページ2

私はヤンデレが好きです(唐突)

好きな人に対してそこまで一直線になれるというのはとてもすごいことだと思います

もっと言えば羨ましいです

そこでなんですが、ヤンデレを書いている作者様

あなたは"ヤンデレ"というものを履き違えてはいませんか？

｢閉じ込めて俺だけを見るようにしたい
こんなこと思う俺は狂っているのかもしれない
でもそれでいい
Aを独り占め出来るなら、狂ってたって構わない
だってこれが、俺なりの愛情表現だから……｣

こんな文章を見たことはありませんか？

私はこれに少し疑問を持ちました

狂っているのかもしれない、そういう考えを持っている時点でそれはヤンデレなのでしょうか？

私が思うヤンデレは、相手を想うあまり精神を病み自分が相手を一番に想っているように相手にも自分を一番に想って欲しい

そんなものではないのでしょうか

"メンヘラ"と混同している人もいます

メンヘラは"誰でもいいから愛して欲しい"
ヤンデレは"愛しているから愛して欲しい"

メンヘラは"精神を病んでいる"
ヤンデレは"心を病んでいる"

分かりにくいかもしれませんが、私はこう区別しています

それで思うのですが、本当のヤンデレは自分が狂っていたり病んでいたりすることを自覚などしていない

狂っているということを少なからず自覚している人はただの"束縛が強い人"

そうではないでしょうか？

僭越ながら私の小説から例を挙げさせてもらいますと、｢影色少女人生録｣にて登場している"春花星藍"と"花峰千鶴"

彼女達は"ヤンデレ"です

主人公を敬愛し忠誠と生涯を捧げる、有能な部下であり大切な仲間

けれどその敬愛は狂愛とも取れるもの

勿論彼女達は自分が狂っていることなど自覚していない

むしろ狂っていない、正常だとすら思っている

私が考える本当のヤンデレ像とは、｢自分を正常だと思い込み、相手に対して異常な程の愛を向ける｣

これなんだと思います

そしてもう1つ

"ヤンデレ"を"悪"だと思わないで欲しい

よく｢ヤンデレは怖い｣なんて言われます

怖い、そう思うのは人間らしくていいじゃないですか

けどだからと言って、"ヤンデレ"や"ヤンデレが好きな人"を否定したりするのは違うはずです

"好きなもの"を"否定されること"、これは悲しく悔しいことです

｢他を退け嘲笑い、自を上だと思い込む｣これは変わらない人間の心理ですから完全になくすなんて出来ません

けどこれだって愛情表現の1つ

怖くても｢否定｣をしないでほしいです

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