家出美少女【JOJO】 (ページ2)

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②家出少女【黒青の月】ページ2

ੈ✩

ポ｢き、消えたぞッ！幽波紋だｯ！今のは幽波紋だ！｣

ア｢海底の ˹ 幽波紋 ˼ ……此のアブドゥル……噂すら聞いた事の無い ˹ 幽波紋 ˼ だ｣

密航者｢ハァ…ハァ…｣

ジョ｢此の女の子……ま、真逆……｣

ポ｢今の幽波紋の使い手か…？｣

花｢真逆……｣

密航者｢な、なんだ寄って集って睨み付けやがって…ｯ何が何だか判らねーが…や、やる気かァ！｣

密航者｢(ナイフを出し)… 相手に成ってやるｯタイマンだぜｯタイマンで来い此のビチクソがーｯ｣

ア｢おい、DIOの野郎は元気か？｣

密航者｢？……DIO？なんだそれはｧｯ！｣

ポ｢恍けるんじゃあねえーｯ！此の餓鬼ｯｯ！｣

密航者｢此の田吾作共ｯｯ！俺と話がしてーのか刺されてーのか何方だｯ！あぁん？此の妖刀が早えーとこ三百四十人目の血を啜りてーｯて慟哭してるぜｯ｣

花｢ﾌﾟｯ…｣

密航者｢ｯ！な、何が可笑しいｯ！ドサンピンｯ！｣

花｢ドサンピン……ジョースター彡、此の女の子はなんだか違う様に感じます｣

ジョ｢うむ……しかし…｣

??｢此の女の子かね、密航者と云うのは｣

密航者｢ｯｯ!?｣

ジョ｢船長……ｯ｣

船長｢私は密航者には厳しいタチだ｣

密航者｢ぃ、いててｯｯ｣

船長｢女の子とは云えど舐められると限度無く密航者がやって来る…陸に着く迄軟禁させて貰うよ｣

ジョ｢キャプテン…お聞きしたいのですが、船員10名の身元は確かなﾓﾉなんでしょうね？｣

船長｢ええ、間違い有りませんよ。全員が十年以上此の船に乗っているベテランばかりです。如何して其処迄拘るか判りませんけども……処でッ！｣

そう声を荒げだ瞬間、船長は煙草を吸っている承太郎に声を掛け煙草を口から奪い取る。

船長｢甲板での喫煙は御遠慮願おう。君は此の灰や吸殻を如何する気だったんだね？此の美しい海に捨てる心算だったのかね？君は御客だが…此の船には従って貰うよ？無法者君～｣

そう云っては承太郎の帽子で火を消し、灰がポロポロと落ちて行くが当本人は黙った儘。

船長｢判ったね？｣

再度そう云っては吸殻を承太郎のポケットに入れ船員達の元へ戻ろうとした……その瞬間、

承｢待ちな。口で云うだけで素直に消すんだよ大物振って格好付けてんじゃねぇ…此のタコ｣

船長｢あぁ？｣

そう、承太郎は自分のポケットに手を入れ後ろから船長の背中に暴言を吐いたのだ、全員が息を飲む。