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忙しくなるぞ ページ18

斎「行くぞ。」
貴「はい!」
雪「は、はい!」
会「待て新選組!我々は待機を命じられているのだぞ!?」
土「てめぇらは待機するために待機してんのか?御所を守る為の待機じゃねぇのか!?」
会「し、しかし...」
土「自分の仕事に誇りがあるんなら動きやがれ!」
副長は彼らの返答を待たず歩き始める。
雪「...私たち、どこに行くの?」
貴「敵が確実にいる場所...蛤御門だと思う。」
斎「そうだ。」
近くを歩く斎藤さんが私たちの話に返答をくれた。
雪「蛤御門...。」
そこは会津藩の主力がいる。
斎「蛤御門では激しい戦闘が始まっているだろう。今のうちに気を引き締めておけ。」
雪「...はい。」

私たちが蛤御門に着いた頃には戦争は終わっていた。
情報を集めるべく数人の隊士が散開し私も続く。
情報を得た私が戻ると局長達が何やら苦悩していた。
斎「戻ったか。情報はどうだ。」
貴「朝方、蛤御門へ押しかけた長州勢は会津藩と薩摩藩の兵力により退けられたようです。」
土「薩摩が会津の手助けねぇ...。世の中変われば変わるもんだな。」
貴「公家御門のほうにはまだ長州の兵が残っているそうですが。」
私が報告を終えるのと同時に山崎さんが駆け込んで来た。
崎「副長、今回の御所襲撃を扇動したと見られる過激派の中心人物らが天王山に向かっています。」
大局で新選組の動きを考えるのはいつも副長。
思案を続けていた彼が不意に淡く笑みを浮かべる。
土「...忙しくなるぞ。」
その言葉だけで皆さんは鼓舞されたように湧き上がる。
土「左之助。隊を率いて公家御門へ向かい長州の残党どもを追い返せ。」
原「あいよ。」
副長が次々と指示を出していく。
私は斎藤さんと山崎さんと共に蛤御門残り状況の確認と、当初の予定通り蛤御門の守備に当たることに。
土「残りの者は俺と共に天王山へ向かう。それからー」
ちらりと私の隣にいた千鶴を見た副長。
千鶴はどこの隊にも属していない。
だから少し扱いに悩んでいるんだと思う。
貴「千鶴、原田さん達とともに行って。」
雪「えっ、うん。」
貴「伝令や怪我人の手当をできる人員が欲しい。頼まれてくれる?」
雪「はいっ!」
私の判断に副長も頷き、千鶴は原田さんに同行することとなった。

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シルバーウルフ - 最初から全て読ませてもらいました。凄く面白いです!!!!(o・ω・o)更新再開楽しみにしてます。(*^^*) (2020年8月7日 15時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
咲耶(プロフ) - ノドカさん» ありがとうございます!どんどん更新できるように頑張ります!応援ありがとうございます! (2018年1月27日 20時) (レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
ノドカ - とても面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年1月27日 19時) (レス) id: 94062155e7 (このIDを非表示/違反報告)
咲耶(プロフ) - ミリアさん» とても嬉しいです!更新を早めにできるように頑張りたいと思います。今後の作品の参考にさせて頂きますね。応援ありがとうございます! (2017年12月3日 0時) (レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみです今後他の作品を作る予定があったら薄桜鬼とコラボかトリップか転生したワールドトリガーの三雲隊か三輪か天羽の姉か妹かアニメKの作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さいね (2017年12月1日 15時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲耶 | 作成日時:2017年9月9日 18時

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