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お祭り ページ16

斎「A、今日は非番だったな。」
貴「はい。そうです。」
斎「今夜神社の祭りがある。ともに行かぬか?」
貴「よろしいんですか?」
斎「いつも頼りにしている。その礼だと思ってきてくれぬか?」
貴「喜んでご一緒させていただきます。」
斎「では今夜ここで会おう。」
貴「はい、楽しみにしていますね。」
お祭りなんて本当に久しぶり。
まさか斎藤さんが誘ってくれるなんて。
夜まではあっという間で、もう約束の時間。
中庭へ行くとそこには既に斎藤さんがいた。
貴「すみません。お待たせしてしまい。」
斎「俺も今来た所だ。行くぞ。」
貴「はい!」

お祭りは大勢の人で賑わっていた。
屋台には様々な食べ物やお面、櫛、簪などが並んでいた。
貴「あ...。」
色とりどりの簪の中に赤を基調とした桜模様のものが目に入った。
貴(きれい...。)
斎「どうしたのだ?」
貴「い、いえ。なんでもありません。」
斎「そうか?」
貴「はい。行きましょう。」
少し歩き私達は神社の石段に座った。
花火が始まり人々の足もゆっくりになる。
斎「...少し待っていてくれ。」
貴?「わかりました。」
斎「すぐ戻る。」
斎藤さんは来た道を戻っていく。
貴(どうしたんだろう?)
頭に疑問を浮かんだが、待っていてくれと言われた為おとなしく待つことにした。
男1「よう。小僧いいもん持ってんじゃねぇか。」
男2「俺達が預かってやろうか?」
貴「...。」
めんどくさい。
酔っ払いの浪士達に絡まれた。
男1「さっさとよこしな!」
貴「無理です。」
私を捕まえようとする2人を避ける。
動きが鈍く、手刀を入れると気を失い倒れる。
斎「待たせた。」
貴「斎藤さん。」
斎「絡まれたのか。」
貴「はい。ですが問題はありません。」
斎「ならば良いが。すまない、俺が1人にしたせいだ。」
貴「いいえ、そんなことはありません。」
斎「感謝する。」
少し柔らかな表情になった斎藤さん。
斎「あまり遅くなるのは良くない。戻るぞ。」
貴「はい!」
歩き出す背に置いていかれないよう、私も歩き出した。

出陣→←斎藤said



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シルバーウルフ - 最初から全て読ませてもらいました。凄く面白いです!!!!(o・ω・o)更新再開楽しみにしてます。(*^^*) (2020年8月7日 15時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
咲耶(プロフ) - ノドカさん» ありがとうございます!どんどん更新できるように頑張ります!応援ありがとうございます! (2018年1月27日 20時) (レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
ノドカ - とても面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年1月27日 19時) (レス) id: 94062155e7 (このIDを非表示/違反報告)
咲耶(プロフ) - ミリアさん» とても嬉しいです!更新を早めにできるように頑張りたいと思います。今後の作品の参考にさせて頂きますね。応援ありがとうございます! (2017年12月3日 0時) (レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみです今後他の作品を作る予定があったら薄桜鬼とコラボかトリップか転生したワールドトリガーの三雲隊か三輪か天羽の姉か妹かアニメKの作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さいね (2017年12月1日 15時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲耶 | 作成日時:2017年9月9日 18時

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