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資格 ページ5

貴「千鶴、私Aだよ。入ってもいい?」
そう声をかけると襖がスパーンッと開き千鶴が出てきた。
雪「Aっ!」
貴「やっとゆっくり話ができるね。」
雪「うん!入ってA。」
まずはお互いに再会を喜び合い、それからいろいろと話した。
寝る前だったのかな。
千鶴は寝巻き姿で、部屋には布団が敷いてあった。
ふぁぁ...と小さく欠伸をする千鶴。
貴「千鶴、眠いのなら寝たほうがいい。色々とあって疲れてるでしょ?」
雪「でも、もう少しだけAと話してたいよ。」
貴「これからは一緒の屯所で暮らす。私も出来るだけ顔を出すから今は休んで。」
雪「うん。...寝るまで、いてくれる?」
貴「いいよ。おやすみ、千鶴。」
雪「おやすみなさい、A。」
布団に入った千鶴はすぐに寝息をたて始めた。
貴(疲れてたんだね...。)
正直千鶴はここに来るべき人じゃなかった。
人斬り集団と呼ばれている新選組に純粋な千鶴はふさわしくない。
私も数え切れない人を斬ってきた。
もう人を斬ることが怖いなんて思えなくて。
慣れたつもりなんてないのに、抵抗も消えていた。
体も心も汚れてしまった私に、親友なんていう資格あるのかな...?
貴「千鶴、あなたは変わらないでいて。」

部屋を出ると斎藤さんが座っており、閉ざされていた瞳が私を捕える。
貴「ありがとうございました、斎藤さん。」
斎「かまわぬ。雪村は寝たか?」
貴「はい。」
斎「ならば行くぞ。」
立ち上がり歩き出す背中に声をかけた。
貴「斎藤さん、今度手合わせをして頂けませんか?」
斎「いいだろう。」
貴「お願いします。」
私達はそれぞれ自分の部屋へ戻り眠りについた。

手合わせ→←親友



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シルバーウルフ - 最初から全て読ませてもらいました。凄く面白いです!!!!(o・ω・o)更新再開楽しみにしてます。(*^^*) (2020年8月7日 15時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
咲耶(プロフ) - ノドカさん» ありがとうございます!どんどん更新できるように頑張ります!応援ありがとうございます! (2018年1月27日 20時) (レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
ノドカ - とても面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年1月27日 19時) (レス) id: 94062155e7 (このIDを非表示/違反報告)
咲耶(プロフ) - ミリアさん» とても嬉しいです!更新を早めにできるように頑張りたいと思います。今後の作品の参考にさせて頂きますね。応援ありがとうございます! (2017年12月3日 0時) (レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみです今後他の作品を作る予定があったら薄桜鬼とコラボかトリップか転生したワールドトリガーの三雲隊か三輪か天羽の姉か妹かアニメKの作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも更新頑張って下さいね (2017年12月1日 15時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲耶 | 作成日時:2017年9月9日 18時

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