銀の銃弾 ページ6
千鶴様の泣き叫ぶ声に私は意識を取り戻した。
地面に転がる体を起こし、声の方に目を向けると白髪の沖田が血を流し倒れていた。
それは沖田が羅刹になったことを意味していた。
貴｢沖田...？｣
平｢咲耶！よかった、目が覚めたのか。｣
雪｢雨宮さん、沖田さんが...！｣
貴｢落ち着いて下さい。まずは屯所へ急ぎましょう。｣
普通の銃弾なら羅刹の傷はすぐに治る。
でも、沖田の傷は治る様子がない。
沖田が打たれた銃弾は銀でできているらしい。
貴(銀の銃弾は羅刹の治癒力を弱める力を持っている...？)
沖田と近藤さんは大阪にいる松本先生の元へ護送されることになり、千鶴様も2人について行く事となった。
貴(私はついて行かない方がいいだろう。)
風間さんの子を生むと言った以上、狙いは私になっているはず。
今私がついて行けば巻き込むことになる。
しかし千鶴様がいない新選組に私がいる意味もない。
貴(ここを出ていくのが最善策。子を生んだ後命を断てば羅刹の秘密も守れる。)
私は人気がなくなる夜、ここを出ていくことを決めた。
何も言わないで出ていくのは失礼だけど、言ったら出ていくことを許してはくれないだろう。
夜、人目を盗み私は屯所を抜け出した。
貴｢皆さん、お世話になりました。...さようなら。｣
土｢どこに行くつもりだ、咲耶。｣
貴(なんで、どうしているんですか...)
｢土方さん......。｣
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悠子(プロフ) - 幸せな終わり、最高 (6月14日 20時) (
レス) @page35 id: 111cc98bac (このIDを非表示/違反報告)
咲耶(プロフ) - 最後まで読んでいただきありがとうございます！そこまで思ってもらえるなんてとても嬉しいです！ありがとうございます^^* (2018年12月29日 19時) (レス) id: 5d27d89fab (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - 涙が止まりませんでした………あぁこの二人の娘になりたい（泣） (2018年12月29日 2時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲耶 | 作成日時：2017年5月10日 21時
