出来るなら来世は、そこら辺の雑草になりたい。【あんスタ】

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｢かーがやきたかったんだ〜あのそーらに光る星のように〜♪｣



｢なに？その曲。｣


聞いたことない曲だったから思わず質問をしてしまう。
スバルは嬉しそうに答えた。


｢俺達の新曲！！ライブに向けて頑張ってるんだ〜☆｣


｢そうなんだ。じゃあ、私もライブでまた聴けるね｣


｢うん！！！最高のステージにしてみせるから！！｣


Aもちゃんと見ててね！というと、スバルは大吉の散歩に行った。

静かになった部屋に、私は取り残される。



｢……ライブか…。｣


正直、人が多い所は苦手だ。
気持ち悪くなってしまう。

でもスバルからの誘いだ。だからといって断るわけにもいかない。



｢あーもう。なんでこんな体質になっちゃったかなぁ｣



こんな事を何回考えたか。
早く死んで、生まれ変わりたい。

…って言ったらお母さんに凄く怒られたんだっけ。
｢死ぬ気でAを産んだのに、そんな事言わないでちょうだい！！｣ってね。


そう言われるのも可笑しくない。
本当は、姉か兄がいるはずだったから。




｢はぁ…。なんか頭痛い｣


昔の事を考えていたら頭に痛みが走る。

私はチケットを握りしめたまま、ソファーに寝転がり、そのまま眠りについてしまった。

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