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「うっわ。すげー広いじゃん」


悠里は家の玄関を見てそう呟く。


「そうでしょ。広いでしょー」


「いいなー」


「まぁ、ここで話すのもなんだから家にあがりなよ」


「まじ?!ラッキー」



悠里はズカズカと家にあがり、ドアを開ける。
スバルは「誰?」って顔していた。


「姉ちゃん、この人誰?」


「一緒に住んでるスバル。夢ノ咲のアイドル科なんだって」


「へぇ。…初めまして。弟の悠里です。…一応俺も夢ノ咲学院に通ってます。…普通科ですけど。」


悠里がペコっと頭を下げると、スバルもつられて頭を下げる。


「よろしく!!…えっと、なんて呼べばいいかな?」


「ふつうに、悠里で大丈夫…です。」


なんかぎこちないな。おい。
ていうか、悠里夢ノ咲だったんだ…!
家族なのに知らないって恥だな。


「…あの」


悠里はスバルに話しかける。


「アイドル科に…『高峯翠』って奴…いません?」


「え?タカミン??いるけど……」


「そいつ、俺の友達なんです。…ちゃんとやってますかね?」


「あ、うん☆同じ部活だし可愛がってるよ〜」


「…そうですか……。よかった」




…ねぇ、待って。
話についていけてないんだけど。

私がボサーっと立っていると、「そういえば」と悠里は手に持っていた袋を渡す。


「これ、お母さんから。漬物作ったから食べて…だってさ。」


「はーい。」


「じゃ、俺帰るから。…おじゃましました〜」



バタンと音を立てて悠里は家に帰った。
スバルはふぅ、と息を吐く。


「Aの弟、身長高いね〜。俺の頭1個分デカイよ〜」


「姉の私はちっちゃいんだけどね。」



スバルが身長欲しいなぁ、なんて可愛いこと言ってたなんて多分聞いてない。(嘘)

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眉無(プロフ) - アンタイトルさん» コメントありがとうございます!!これから少しずつ増やしていこうと思います! (2016年10月14日 18時) (レス) id: 5ceb00af48 (このIDを非表示/違反報告)
アンタイトル - ウッキーとの絡みが欲しい! (2016年10月13日 17時) (レス) id: ea167069cd (このIDを非表示/違反報告)
眉無(プロフ) - 松姫さん» コメントありがとうございます!!更新頑張りますっ (2016年10月10日 20時) (レス) id: 5ceb00af48 (このIDを非表示/違反報告)
松姫(プロフ) - ガミさんイケメン…!眉無さんがんばってくださいね!! (2016年10月10日 19時) (レス) id: 1a3ca967a0 (このIDを非表示/違反報告)
眉無(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます!!更新頑張ります( ´ ▽ ` ) (2016年9月29日 22時) (レス) id: 5ceb00af48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:眉無 | 作成日時:2016年8月30日 13時

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