書類が三十九枚 ページ41
奏鈴side
奏鈴「...」
........沈黙が続いている。
太宰「...」
何も話すことがないのだ。
奏鈴「...あ」
太宰「ん?」
奏鈴「スマホ...あ、大丈夫だった。
なんでだろ、こうなるかわかってたのかな、タッパーに入れてる」
なぜ入れていたのだろう、
よくわからない。
太宰「んふっw」
奏鈴「笑うんじゃねえ、
騒ぐんじゃねえ」
太宰「あれ、それってメt「んん”っ、ゲフンゲフン、ゴホッゴホッ、ゲホッ」......遮らないでくれるかな?」
奏鈴「最後のゴホッゴホッ、ゲホッは
咳払いしてたら本当に咳出るとか、あるのだろうか。
太宰「あ、そうなの?」
奏鈴「おん」
太宰「...」
...またか、と心の中で言う。
また沈黙が続いてしまう。
暇になってしまう。
太宰「というかさ、
ここ、あんまり、いや、全然人こなくない?」
奏鈴「...それな」
太宰「ん〜、
...そしてさらに暇になった」
奏鈴「それさ、
“そして誰もいなくなった”ぽく言ってない?」
そのような気がしたのだが、
気のせいか、と思い質問した。
太宰「ないない」
奏鈴「ふーん、あっそ」
冷たくあしらった。
太宰「扱い酷くない?」
奏鈴「ひーどーくーなーいー!」
太宰「なら...良い(?)けど...」
良いのかよ、と呟いた。
ガッ
奏鈴「え」
太宰「あら」
奏鈴「わ、わわわわわわわ!!!!」
このままでは、
地面とキッシュ(え、それちがっ)してしまう。
太宰「おっと...危なかったねえ」
奏鈴「...ん?」
間一髪、
と言いたいところだが。
奏鈴「なに僕の胸どさくさに紛れて触ってんだ!!!!!!!
ぶん殴って
太宰「発音良」
奏鈴「そう?」
数年英語の勉強してたからな、と呟いた。
太宰「...あれ、ぶっ飛ばすんじゃなかったの?」
奏鈴「あ、覚悟してた系?」
太宰「うん」
奏鈴「まじかぁ」
太宰「あれ、冗談だったの?」
冗談に決まっているではないか
奏鈴「へっw」
太宰「覚悟してたのだけれど」
奏鈴「...それにしても、
...此処、何処か見覚えが」
太宰「...っ」
奏鈴「何、どうしたの」
太宰「い、いや、なんでもないよ」
奏鈴「...僕、少し進んでみるよ、
また後でね、治」
太宰「え、あ、待って」
奏鈴「...ごめんね、
行かなければならない、そんな気がするんだ」
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奏鈴 莉音(プロフ) - 華流さん» にょほほほほ...まだ方針は決めてませんが、一応幸せにさせます!(一応ではなく必ずですのでご安心を...) (2022年1月17日 20時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
華流(プロフ) - 【私の(名前)】を言ってくる…これは太宰さんルート!?中也でも誰でもいいので幸せにさせてあげてください…! (2022年1月17日 20時) (レス) @page23 id: 55e45a473e (このIDを非表示/違反報告)
奏鈴 莉音(プロフ) - 華流さん» 相野は確かにキモいです。更生させたいと、私は思ってます!!!! (2022年1月17日 16時) (レス) id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
華流(プロフ) - 今から相野風に相野に向かっていいまーす!武装探偵社では奏鈴ちゃんが1番なの!可愛いし、仕事もできる!だからね、消えてね♡相野ちゃん♡ これ書いてて相野きもって言ってしまいました (2022年1月17日 10時) (レス) @page20 id: 55e45a473e (このIDを非表示/違反報告)
奏鈴 莉音(プロフ) - たまごどうふさん» はい、書いていて私も思いました。大丈夫です。他の人(例.私)もそう思い(言い)ますよ。 (2022年1月16日 15時) (レス) @page20 id: 7bed001268 (このIDを非表示/違反報告)
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