あ”ー、はいはい、どうせ僕がどうしたってカモですよ！もう！【文豪ストレイドッグス】

書類が十六枚 ページ18

奏鈴side



ピピピッ



ピピピッ



ピピp...ガコッ





奏鈴「あ”ー...
ねみ...」


しかも頭いてぇ...



なんなの？最悪...



ピーンポーン



奏鈴「は、はーい」



立ち上がってみた、


ちょっとフラフラするけど



大丈夫だよね、うん。



ガチャ



太宰「遅いって国木田君が怒ってたのだよ、
だから迎えに...って、
だ、大丈夫かい？！」


奏鈴「え、あ、まぁ、はい」



大丈夫だと...思いたい。


太宰「はぁ...、
顔が赤い...、風邪、かい？」


奏鈴「いえ、違います」


太宰「うっわ、あっつ！
風邪じゃあないか！
それも重症」


奏鈴「...だ、大丈夫です、
行けます、から」


太宰「大丈夫じゃないじゃないか」


奏鈴「大丈夫です、から」



大丈夫、


ほんとに行ける、


行けますよ。


太宰「ほーら、
国木田君には私が連絡しておくから、
休むのだよ？」



なんだか...お母さんみたい。



「学校には連絡しておくから休んで」みたいな？



奏鈴「いえ、行きます」


太宰「だーめ、
やーすーみーなーさーいー！」


奏鈴「行きます」


太宰「休んで、
上司命令」



上司命令ってそこで使っていいのか、嘘だろ...




風邪でも行くの！



もう！！！



...はぁ、



相野と会わないから、



まぁ、安らげるのかな...


太宰「ほーらほら、しっかりと寝台に寝転んで！」


奏鈴「...はい」


太宰「じゃ、国木田君に連絡してくるね、
あ、ちゃんと戻ってくるから、安心して？」


奏鈴「...別に戻ってこなくていいんすけど」


太宰「あ、そう、
でも戻ってくるよー」


奏鈴「...はい」


なんか...



眠い...


あ、眠いのはさっきからだったわ、



寝よっと、



おやすみー

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