検索窓
今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:34,130 hit

ニセモノ29 ページ30

テツヤくんの爆弾発言に私と緑間くん、そして少しだけだけど赤司くんも硬直した。







『テツヤくん、奥さんって、え?』








戸惑いながらテツヤくんを見て、そのあと柏田ちゃんを見る。
柏田ちゃんは顔を真っ赤に染めてモジモジしている。




えぇ!?本当なの!?
でもテツヤくんがこんな嘘吐くわけないし…。




何だがわからなくなって、考える事を止めた時、桃井さんが声を上げて柏田ちゃんに抱きついた。









「あーいちゃーんっ!!」


「さつきさん!?あ、青峰さんと黄瀬さんも…」


「よぉ」


「やっほー、愛っちー」


『んんっ!?ここも知り合いっ!?』









何だが余計ごしゃごしゃに…。









「はい、一回お会いした事があって。ひーちゃん先輩もお知り合い…なんですよね?」


『う、うん』


「驚いたよ、黒子に婚約者がいたなんて」


「婚約者ではありません。許嫁です」


「許嫁でもびっくりなのだよ」


「意外だよね〜」








もしゃもしゃと注文した大量のケーキを食べながら紫原が言う。
知らなかったんですか?と聞くと、口にケーキを入れたまま、知らないね〜と返ってきた。





赤司くんとかならまだ分かるけど。何せ御曹司だし?
だけどテツヤくんに許嫁……。びっくりとしか言いようがない。









許嫁……。婚約者……。
やっぱり赤司くんにも、いるのかな…。









そう考えると少しモヤモヤしてしまった。
いけない、いけない。
今はバイト中だ。








自分の中で生まれてしまった黒い感情を胸に仕舞い込んだ。
考えないように、と思いながらカウンターへ戻ると、丁度裏の仕事を貰ったので気合を入れて取り掛かった。

ニセモノ30→←ニセモノ28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
50人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にくじゃが(プロフ) - ののかさん» ありがとうございます〜(*^^*)作品出すの勇気いりますよね!分かります。私もこの作品出す時ドキドキしながら出しました笑どんなタイミングでもそう言っていただけるのは嬉しいです!ありがとうございます!! (2015年9月23日 15時) (レス) id: d85cedf14b (このIDを非表示/違反報告)
ののか - すごく面白いです!私も出したいけど出来たらこんな感じでいい話にしたいな〜なんてね!完結おめでとうございます!((今じゃあないけどね…笑 (2015年9月23日 14時) (レス) id: 36662ddfca (このIDを非表示/違反報告)
にくじゃが(プロフ) - Yoonaさん» ありがとうございます(T_T)お陰様で完結する事が出来ました!!読んでくださりありがとうございました!! (2015年8月12日 20時) (レス) id: d85cedf14b (このIDを非表示/違反報告)
Yoona - 完結おめでとうございます(*´∀`*)おもしろかったです! (2015年8月12日 17時) (レス) id: 9cb78d64a3 (このIDを非表示/違反報告)
にくじゃが(プロフ) - Raraさん» ありがとうごさい(*^^*)頑張ります!! (2015年7月17日 20時) (レス) id: d85cedf14b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にくじゃが | 作成日時:2015年5月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。