陸くん争奪戦！？ (ページ6)

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片想いページ6

新しいクラスにも慣れてきた6月。

私は相変わらず陸くんが好きで。

でも友達としてどんどん仲良くなってきて。

陸くんは樹、翔平、海青と仲良くなったみたいでいつも一緒にいる。

私は希が大親友だし、樹とは幼なじみで、翔平と海青も1年生で同じクラスだったから。

自然と、6人で話してることが多くなった。

いつも陸くんと一緒にいれて嬉しいけど。

何だろう、本当に友達って感じ。

女の子として見られてないのかもしれない。

希「またしかめっ面してるー！どうしたの？」

『希〜😂』

希は私の目線をたどって、察したような表情をした。

希「ああ、陸くんか」

『ちょ、声がでかい！』

勘が鋭い希には、陸くんと出会った後にはじめて廊下

ですれ違った時から、私の気持ちがバレていた。

希「今の男だれ？Aあいつのこと好きでしょ？」

『ふぁ！？！』

こんなやり取りをしたのを今でも覚えている。

希「じれったいな〜早く付き合いなさいよ」

『だって片想いだもん…』

希「私にはそう見えないけどね」

『どう考えても友達にしか見られてないよ…』

樹「だれの話？」

希「女子トークに入ってこないでくださーい」

樹「A好きなやついるの？」

『え、うん』

樹「は、だれ？」

『いや教えないよ』

希「どんまい」

樹「聞いてないんだけど」

『まあ言ってないからね』

急に話に入ってきたかと思えば、なぜか不機嫌になった樹。

変なの。

希「恋って難しいね」

遠い目をした希がぼそっとつぶやいた。