薄桜鬼 [新選組に愛される少女は千景の妹!？]

08話。 ページ9

風間「A。帰るぞ。」

そう言って兄上は私の腕を引っ張る。

貴「や、離して・・・」

せっかく・・・・お兄ちゃんどかと仲良くなれたのに・・・・帰りたくないよ・・・・。
私は泣いてしまった。

貴「まだ帰りたくないよぉ・・・(ﾋｯｸ」

風間「我儘言うな。」

貴「お兄ちゃん・・・」

お兄ちゃんの方をチラッと見てそう呟いた。

風間「ほら、行くぞ。」

また強く引っ張られる。 やだよ・・・もう皆とお別れしないといけないの? 私の泪は止まるより溢れてくる。そのときー・・・・。誰かが私の腕を強く引っ張った。そして、優しい香りに包まれた。
私はすぐわかった。この優しい香りはお兄ちゃんだとー・・・。・・・・また泪が出てきたなぁ・・・・。

土方「風間わりぃがこいつは渡さねぇ。」

風間「(ﾌﾝｯ 貴様の言うことなど聞くか。」

土方「あぁ゛?」

うっ・・・・。兄上とお兄ちゃん すごいバチバチしてる・・・・。

どうしよう・・・。そのとき・・・・

?「二人ともおよし!!Aちゃんが怖がってるでしょ!!」

綺麗な少女が風間の頭を扇でバシッと叩く。

貴「千お姉ちゃん!!」

千「(ｸｽｯ久し振りね。」

私は嬉しかった。薫お姉ちゃんにも千お姉ちゃんにも会えたんだから。

でも、千お姉ちゃんが説得しても兄上は私を連れ戻すんだろうー・・・・。
私は・・・・・まだ皆といたい・・・。今はそれしか頭になかった。

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