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「あーもう、時間ヤバいって!神楽、急いで!」









結局神楽が満足するまで食べ終わるのを待った結果、講義開始まであと3分。必要な物を持って、廊下をドタバタと走る









曲り角を曲がる瞬間、チラリと人影が見えて









「(っ、!ぶつかる、__)」









誰かにぶつかりその衝動で床へ倒れ込むかと思えば、









「悪ィ、...大丈夫か?」









目の前には先程目にした銀髪の彼。私の腰に手を回し、倒れないよう支えてくれたみたいで。すぐさま体制を整え、









「..大丈夫、ありがとう。」









そういって行こうとするが、なぜか彼が私をまじまじと眺めてきて









「あ、あの...何か?」









あまりの視線にそう問うと、









「いや、...綺麗な顔してんなと思ってよ。見惚れてた、」









...思った通り、この人はチャラ男なのか。私みたいに性別が分かりにくいようなヤツにまでそんなことを言うなんて、...この人種はやはり苦手だ









「あ、そうですか。...それじゃ、」









テキトーに返事をしとりあえずその場を去る。っていうか、...









「何してるアルか葵!道草してないで早く来るアル、講義遅れちゃうアルよ!!」









いつの間にか神楽は私より先に進み、そう声をかける









「(いや、もとはと言えば神楽のせいで遅れそうになってるんだからね...!!)」









そんなことを思いながら、とりあえず階段をダッシュしなんとか講義に間に合った









席につくと、既に後ろの席に座っていたトシにペンで背中を軽くつつかれ









「..遅ェよ、もっと余裕持って来い」









「間に合ったからいいじゃん、結果オーライでしょ」









「ったくよ、...呑気な奴だな。ほら、講義始まんぞ。前向け、」









トシとそんな会話をし、前を向いてノートを取り出すと隣にいた神楽が小声で









「もうとっとと付き合えヨ、イチャイチャされんのうぜーアル、」









「いや、してないから。話してただけだからね、うん」

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なゆ(プロフ) - めっちゃ面白い!更新頑張ってください!! (2019年8月26日 12時) (レス) id: af64f6a838 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年8月10日 23時

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